クリスマスに向け“卵の高騰”懸念 佐賀で今季全国初の鳥インフルエンザ 福岡のケーキ店「不安です」

2023年11月27日

佐賀県の養鶏場で今シーズン初めて確認された鳥インフルエンザ。

年末に向けて卵の需要が高まる中で価格はどうなるのか?

福岡でも危機感が高まっています。

その現場を取材しました。



11月27日に訪ねたのは福岡市・西新にある人気ケーキ店です。

クリスマスまであと1か月あまり。

こちらの店舗では今年、5種類のクリスマスケーキを販売することにしていて、すでに予約の受け付けを始めています。



ケーキ作りに欠かせないのが「卵」です。

国産の卵にこだわり、生地やクリームなどを作る際に1日に約200個の卵を使っています。

そんな卵をめぐって、店主はいま、先行きの見えない状況に大きな不安を抱えているといいます。



◆ストロベリーフィールズ 藤井英信社長
「ウワッと思った。また価格が上がるのではないかと。もう(クリスマスケーキの)チラシを作っているので、『今から予約するお客様は高くなります』というのはできない。不安です。憂鬱になります」



店主を不安にさせているのがー

◆記者
「佐賀県鹿島市の上空です。防護服に身を包んだ作業員がニワトリが入っているとみられる、青い大きなポリバケツを運び出しています」

25日に佐賀県鹿島市で確認された「鳥インフルエンザ」です。

今シーズン、養鶏場で鳥インフルエンザが確認されたのは全国で初めて。

26日までに佐賀県は飼育されていたニワトリ約4万羽の処分を終えました。



しかし、27日新たに茨城県笠間市の養鶏場でも致死率の高い高病原性の鳥インフルエンザの感染が確認されました。

全国で過去最悪の1700万羽以上が処分された去年に続いて、今年も大規模な感染拡大が起きてしまうのか。



福岡の養鶏業者はー

◆川崎キャスター
「県内の養鶏場にやってました。朝9時すぎです。今朝とれたばかりの卵をみなさんどんどん箱に詰め込んでいます」

27日、川崎キャスターが訪れたのは福岡県鞍手町にある野上養鶏場。

朝1番に取れた新鮮なブランド卵「味宝卵」を毎日、約6万5000個、出荷しています。



25日、佐賀県で今シーズン初めての鳥インフルが発生したことを受けて、社長が全社員に向けて緊急メッセージを送っていました。

◆LINEの文面
「ついに出ました。みなさん、消毒の徹底をよろしくお願いします」



◆野上養鶏場 藤井豪社長
「とにかく鳥インフルにならないことだけ。なってしまうと終わり、そういう恐怖がある」

養鶏の現場はいま、どうなっているのか。

社長に案内してもらうとー

Q.佐賀で鳥インフルが出たがどのように対策?
◆野上養鶏場 藤井豪社長
「とにかく白いところ、消石灰という石灰を撒いている」

Q.これはいつからまいている?
「これは10月入ってすぐ撒いている」

去年、全国で初めて鳥インフルエンザが確認されたのが10月。

例年より早い時期に発生したため、万全を期すためにすでに対策に乗り出していました。

このほか、社内の関係者のみに制限している「養鶏場の出入り」をさらに限られた人に絞るなど、感染対策を強化しています。



◆野上養鶏場 藤井豪社長
「とにかく消毒の徹底。(佐賀で発生したので)同じように危機を持ってやらないといけないと思っている」
佐賀県の養鶏場で今シーズン初めて確認された鳥インフルエンザ。

年末に向けて卵の需要が高まる中で価格はどうなるのか?

福岡でも危機感が高まっています。

その現場を取材しました。

11月27日に訪ねたのは福岡市・西新にある人気ケーキ店です。

クリスマスまであと1か月あまり。

こちらの店舗では今年、5種類のクリスマスケーキを販売することにしていて、すでに予約の受け付けを始めています。

ケーキ作りに欠かせないのが「卵」です。

国産の卵にこだわり、生地やクリームなどを作る際に1日に約200個の卵を使っています。

そんな卵をめぐって、店主はいま、先行きの見えない状況に大きな不安を抱えているといいます。

◆ストロベリーフィールズ 藤井英信社長
「ウワッと思った。また価格が上がるのではないかと。もう(クリスマスケーキの)チラシを作っているので、『今から予約するお客様は高くなります』というのはできない。不安です。憂鬱になります」

店主を不安にさせているのがー

◆記者
「佐賀県鹿島市の上空です。防護服に身を包んだ作業員がニワトリが入っているとみられる、青い大きなポリバケツを運び出しています」

25日に佐賀県鹿島市で確認された「鳥インフルエンザ」です。

今シーズン、養鶏場で鳥インフルエンザが確認されたのは全国で初めて。

26日までに佐賀県は飼育されていたニワトリ約4万羽の処分を終えました。

しかし、27日新たに茨城県笠間市の養鶏場でも致死率の高い高病原性の鳥インフルエンザの感染が確認されました。

全国で過去最悪の1700万羽以上が処分された去年に続いて、今年も大規模な感染拡大が起きてしまうのか。

福岡の養鶏業者はー

◆川崎キャスター
「県内の養鶏場にやってました。朝9時すぎです。今朝とれたばかりの卵をみなさんどんどん箱に詰め込んでいます」

27日、川崎キャスターが訪れたのは福岡県鞍手町にある野上養鶏場。

朝1番に取れた新鮮なブランド卵「味宝卵」を毎日、約6万5000個、出荷しています。

25日、佐賀県で今シーズン初めての鳥インフルが発生したことを受けて、社長が全社員に向けて緊急メッセージを送っていました。

◆LINEの文面
「ついに出ました。みなさん、消毒の徹底をよろしくお願いします」

◆野上養鶏場 藤井豪社長
「とにかく鳥インフルにならないことだけ。なってしまうと終わり、そういう恐怖がある」

養鶏の現場はいま、どうなっているのか。

社長に案内してもらうとー

Q.佐賀で鳥インフルが出たがどのように対策?
◆野上養鶏場 藤井豪社長
「とにかく白いところ、消石灰という石灰を撒いている」

Q.これはいつからまいている?
「これは10月入ってすぐ撒いている」

去年、全国で初めて鳥インフルエンザが確認されたのが10月。

例年より早い時期に発生したため、万全を期すためにすでに対策に乗り出していました。

このほか、社内の関係者のみに制限している「養鶏場の出入り」をさらに限られた人に絞るなど、感染対策を強化しています。

◆野上養鶏場 藤井豪社長
「とにかく消毒の徹底。(佐賀で発生したので)同じように危機を持ってやらないといけないと思っている」

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