福岡大学の男子学生が大麻所持で、また逮捕されました。

すでに逮捕されている福岡大学の同じ学部の同級生と一緒に大麻を所持した疑いです。

大麻で２人の逮捕者をだした福岡大学では２８日、講演会が開かれ、専門家が薬物への警鐘を鳴らしました。

警察によりますと、逮捕された福岡大学スポーツ科学部の３年生、大津颯生容疑者（２１）は、先月２７日、同じ学部の同級生・能見俊大容疑者（２１）の自宅で大麻を含む植物片を共同で所持した疑いです。

警察の調べに対し、大津容疑者は、「能見容疑者と半分ずつお金を出し合って大麻を購入した」と、容疑を認めているということです。

こうした中、福岡大学ではー

◆「夜回り先生」水谷修氏
「（薬物を）やめるためには、無理に無理をして戦い続けなければならない。そんな不自然な生き方を君たちはしないでほしい」

福岡県の企画で２８日、薬物乱用防止講演会が開かれ、３０年にわたって若者の非行防止や更生に携わり「夜回り先生」として知られる水谷修さんが登壇しました。

水谷さんは、これまでの経験を踏まえて参加した学生に「４人に１人が薬物に誘われる。ＮＯと言える勇気を持つかだ」と、指摘しました。

学生の逮捕を受けて福岡大学は、「１人目の逮捕後、学内で調査するも異常はなかった。今後は範囲を広げて調査を行う」と、コメントしています。