職員に「耐えきれないなら辞めろ」 パワハラ疑惑の市長を直撃 「それは本人が感じること」 福岡・宮若市

2023年11月28日

全国各地で発覚している自治体トップによるパワハラ問題。

福岡県の宮若市でも、市長が職員に「辞めろ」などの発言を繰り返していたことがわかりました。

パワハラとの認識はあったのか、渦中の市長を直撃しました。



<ドラレコ映像より(関係者提供)>
◆宮若市 塩川秀敏市長
「はじめてじゃ、ここに連れてきてから、そんなの」

◆市職員(運転手)
「旧友の方とお会いになられたりするところで、やはりこう…なんていうんですかね、運転手として行ったら…」

◆宮若市 塩川秀敏市長
「運転手やったら自分のスマホ見るんか!」

◆市職員(運転手)
「すみません」

◆宮若市 塩川秀敏市長
「すみませんで済むか!」

関係者により提供された映像には、今年4月、宮若市の塩川秀敏市長が公用車の中で職員を怒鳴りつける様子が記録されていました。

関係者によると、この直前、随行役兼運転手として一緒にいた市職員が、市長と市長の知人との会話に加わらなかったことに対して叱責したということです。

塩川市長のパワハラともとれる発言はほかにもー。

<ボイスレコーダーの音声>
◆宮若市 塩川秀敏市長
「おっ?仕事なめんなよ!仕事!仕事があるから飯が食えとろう。仕事をなめたらダメ。とことんやれ、仕事は。今失敗してガンガン言われたほうがいい。それが耐え切れないなら辞めろ」

◆市職員
「辞めろはだめですよ、発言として。辞めろっていったらいけんじゃないですか。辞めろっていうことは、仕事辞めろっていう話なんでしょ?」

◆宮若市 塩川秀敏市長
「この役を務まらんかったら、辞めるしかなかろうもん」

さらに塩川市長は、市職員の夫婦が同時に育休取得を申し出た際に、担当者に対し「2人同時に育休を取る必要があるのか」などと言ったとされています。

市長のこうした発言を受け、複数の職員が11月27日付けで市の公平委員会に職場環境の改善を申し立てました。



宮若市を揺るがすパワハラ疑惑。

28日朝、川崎キャスターが渦中の塩川市長を直撃しました。

Q.パワハラ疑惑の件で、スタッフの前で「辞めろ」というふうに叱責していたことは事実か?
◆宮若市 塩川秀敏市長
「その本人との仲でね。ちょっとこれから私、検証してみます」

Q.否定はされない?
◆宮若市 塩川秀敏市長
「もちろん、それは否定はしません」

Q.自治体のトップとして、複数の人がいる前で「辞めろ」と叱責したことをどう受け止める?パワハラという認識はあるのか?
◆宮若市 塩川秀敏市長
「あの…パワハラととられればパワハラでしょうけど…」

パワハラ疑惑について「否定はしない」と答えた市長ですが…

◆宮若市 塩川秀敏市長
「相手がどう思うかが大事です。相手がパワハラだと思えば、私の接し方が悪かったから謝らないといけないし、相手が激励と思ってくれれば、別にパワハラではない」

Q.あれが激励という認識を持っている?
◆宮若市 塩川秀敏市長
「それは本人が感じることです」

Q.他の職員に対しても、関係性があれば「辞めろ」と言ってきたことは他にもある?
◆宮若市 塩川秀敏市長
「それが分からないんですよ、僕は。だから、ある特定の職員とはしょっちゅう会話してますから、それはもう、そんな厳しいことも…」

さらに今後について尋ねるとー

◆宮若市 塩川秀敏市長
「働きやすい職場にするのが私の念願ですから、それを進めていこうと思います」



一方、実際に市長からパワハラを受けたという市の職員はー

◆“パワハラ”を受けた職員
「私以外もかなりの職員がそういう被害にあったと聞いているし、女性職員であれば恐怖に感じていた部分もあるんじゃないか。『このままじゃ宮若市、いかんな』と強く思うようになっていますし、辞職していただきたいと思っています」

27日付けで申し立てを受けた公平委員会は、申し立て内容がハラスメントとして認められれば、市長に対してハラスメント行為を停止し、職場環境を改善するよう求めるとしています。
全国各地で発覚している自治体トップによるパワハラ問題。

福岡県の宮若市でも、市長が職員に「辞めろ」などの発言を繰り返していたことがわかりました。

パワハラとの認識はあったのか、渦中の市長を直撃しました。

<ドラレコ映像より(関係者提供)>
◆宮若市 塩川秀敏市長
「はじめてじゃ、ここに連れてきてから、そんなの」

◆市職員(運転手)
「旧友の方とお会いになられたりするところで、やはりこう…なんていうんですかね、運転手として行ったら…」

◆宮若市 塩川秀敏市長
「運転手やったら自分のスマホ見るんか!」

◆市職員(運転手)
「すみません」

◆宮若市 塩川秀敏市長
「すみませんで済むか!」

関係者により提供された映像には、今年4月、宮若市の塩川秀敏市長が公用車の中で職員を怒鳴りつける様子が記録されていました。

関係者によると、この直前、随行役兼運転手として一緒にいた市職員が、市長と市長の知人との会話に加わらなかったことに対して叱責したということです。

塩川市長のパワハラともとれる発言はほかにもー。

<ボイスレコーダーの音声>
◆宮若市 塩川秀敏市長
「おっ?仕事なめんなよ!仕事!仕事があるから飯が食えとろう。仕事をなめたらダメ。とことんやれ、仕事は。今失敗してガンガン言われたほうがいい。それが耐え切れないなら辞めろ」

◆市職員
「辞めろはだめですよ、発言として。辞めろっていったらいけんじゃないですか。辞めろっていうことは、仕事辞めろっていう話なんでしょ?」

◆宮若市 塩川秀敏市長
「この役を務まらんかったら、辞めるしかなかろうもん」

さらに塩川市長は、市職員の夫婦が同時に育休取得を申し出た際に、担当者に対し「2人同時に育休を取る必要があるのか」などと言ったとされています。

市長のこうした発言を受け、複数の職員が11月27日付けで市の公平委員会に職場環境の改善を申し立てました。

宮若市を揺るがすパワハラ疑惑。

28日朝、川崎キャスターが渦中の塩川市長を直撃しました。

Q.パワハラ疑惑の件で、スタッフの前で「辞めろ」というふうに叱責していたことは事実か?
◆宮若市 塩川秀敏市長
「その本人との仲でね。ちょっとこれから私、検証してみます」

Q.否定はされない?
◆宮若市 塩川秀敏市長
「もちろん、それは否定はしません」

Q.自治体のトップとして、複数の人がいる前で「辞めろ」と叱責したことをどう受け止める?パワハラという認識はあるのか?
◆宮若市 塩川秀敏市長
「あの…パワハラととられればパワハラでしょうけど…」

パワハラ疑惑について「否定はしない」と答えた市長ですが…

◆宮若市 塩川秀敏市長
「相手がどう思うかが大事です。相手がパワハラだと思えば、私の接し方が悪かったから謝らないといけないし、相手が激励と思ってくれれば、別にパワハラではない」

Q.あれが激励という認識を持っている?
◆宮若市 塩川秀敏市長
「それは本人が感じることです」

Q.他の職員に対しても、関係性があれば「辞めろ」と言ってきたことは他にもある?
◆宮若市 塩川秀敏市長
「それが分からないんですよ、僕は。だから、ある特定の職員とはしょっちゅう会話してますから、それはもう、そんな厳しいことも…」

さらに今後について尋ねるとー

◆宮若市 塩川秀敏市長
「働きやすい職場にするのが私の念願ですから、それを進めていこうと思います」

一方、実際に市長からパワハラを受けたという市の職員はー

◆“パワハラ”を受けた職員
「私以外もかなりの職員がそういう被害にあったと聞いているし、女性職員であれば恐怖に感じていた部分もあるんじゃないか。『このままじゃ宮若市、いかんな』と強く思うようになっていますし、辞職していただきたいと思っています」

27日付けで申し立てを受けた公平委員会は、申し立て内容がハラスメントとして認められれば、市長に対してハラスメント行為を停止し、職場環境を改善するよう求めるとしています。

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