工藤会トップ2人の控訴審 来年3月12日に判決 弁護側「推認に基づいた1審判決は破棄されるべき」

2023年11月29日

4つの市民襲撃事件で殺人などの罪に問われ、1審で死刑判決を受けた特定危険指定暴力団・五代目工藤会トップの野村悟被告(77)と無期懲役の判決を受けたナンバー2の田上不美夫被告(67)に対する控訴審は29日に結審しました。

判決は来年3月12日に言い渡されます。

工藤会トップで総裁の野村悟被告とナンバー2で会長の田上不美夫被告の2人は、元漁協組合長射殺事件(1998年)、福岡県警元警部銃撃事件(2012年)、看護師刺傷事件(2013年)、歯科医師刺傷事件(2014年)の4つの市民襲撃事件で、殺人や組織犯罪処罰法違反などの罪に問われています。

1審の福岡地裁は、野村被告を4つの事件の「首謀者」と認定した上で、野村被告に死刑、田上被告に無期懲役を言い渡していました。

控訴審では、関与を否認していた田上被告が一転して2つの事件について関与を認めていました。

29日に福岡高裁で開かれた公判で、弁護側は、「野村被告は4つの事件に関してはいずれも無罪にして無実」と主張。

田上被告に関しては「殺意はなく傷害罪にとどまる」とし、その上で「推認に基づき共謀と殺意を認めた1審判決は破棄されるべき」と述べました。

一方、検察側は「控訴には理由がなく被告らの証言は信用できない」などと主張しました。

控訴審は結審し、判決は来年3月12日に言い渡されます。
4つの市民襲撃事件で殺人などの罪に問われ、1審で死刑判決を受けた特定危険指定暴力団・五代目工藤会トップの野村悟被告(77)と無期懲役の判決を受けたナンバー2の田上不美夫被告(67)に対する控訴審は29日に結審しました。

判決は来年3月12日に言い渡されます。

工藤会トップで総裁の野村悟被告とナンバー2で会長の田上不美夫被告の2人は、元漁協組合長射殺事件(1998年)、福岡県警元警部銃撃事件(2012年)、看護師刺傷事件(2013年)、歯科医師刺傷事件(2014年)の4つの市民襲撃事件で、殺人や組織犯罪処罰法違反などの罪に問われています。

1審の福岡地裁は、野村被告を4つの事件の「首謀者」と認定した上で、野村被告に死刑、田上被告に無期懲役を言い渡していました。

控訴審では、関与を否認していた田上被告が一転して2つの事件について関与を認めていました。

29日に福岡高裁で開かれた公判で、弁護側は、「野村被告は4つの事件に関してはいずれも無罪にして無実」と主張。

田上被告に関しては「殺意はなく傷害罪にとどまる」とし、その上で「推認に基づき共謀と殺意を認めた1審判決は破棄されるべき」と述べました。

一方、検察側は「控訴には理由がなく被告らの証言は信用できない」などと主張しました。

控訴審は結審し、判決は来年3月12日に言い渡されます。

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