政治資金パーティー 福岡では収入1億円超も “裏金疑惑”の影響避けられず「どういう形で開くか検討」

2023年12月18日

自民党の派閥をめぐる裏金疑惑、疑惑の発端となったのは政治家の貴重な収入源となる政治資金パーティーですが、18日、福岡市内で政治資金パーティーが開かれました。



福岡市中央区のヒルトン福岡シーホーク。

出入り口周辺に並ぶ黒塗りの車、スーツ姿の人たちなどが続々とホテルの中に入っていきます。

◆川崎キャスター
「正午前です。ホテルの入り口に続々と車が停まっています。これから始まる政治資金パーティーに参加する人たちが、どんどん会場に入って行きます。」

ホテルの中で行われていたのは、福岡2区選出の鬼木誠衆議院議員の政治資金パーティーです。




昨年度の政治資金報告書によると、政治資金パーティーを少なくとも3回開催し、5200万円あまりの収入を得たという鬼木議員、相場では参加者1人につきパーティー券1枚2万円とされる中、鬼木事務所によると18日は数百人が参加したということです。



スタッフの人件費など、事務所の運営にかかる費用の多くをまかなうパーティー収入。

福岡選出の主な国会議員の収支報告書を見ると、昨年度、パーティー収入が最も多かったのは武田良太衆議院議員で1億9000万円あまり、そのほか大家敏志参議院議員が7000万円あまり、麻生太郎衆議院議員が6000万円あまりなどとなっています。




政治資金パーティーは県連単位でも行われています。

自民党福岡県連では今年10月、約1300人が参加し政治資金パーティーを開催しています。



お隣、佐賀県などでは県連のパーティーで収入に記載漏れがあったことが明らかになっていて、福岡県連も10月のパーティーについて問題がなかったかどうか調査を行ったということです。

◆自民党福岡県連 原口剣生会長
「自民党内の裏金問題が大変な騒ぎになっているが、県連については何らない」

県連のパーティーについて、所属する議員ごとに販売目標はあるもののノルマはなく、政治資金規制法に従ってきちんと収支報告をしているということです。



一方、一連の問題を現役の国会議員はどう受け止めているのか。

自民党の第2派閥・麻生派の大家参議院議員が取材に応じました。

Q麻生派ではキックバクやノルマはあるか?
◆麻生派 大家敏志参議院議員
「努力目標はある。それが何か罰則があるとかいうよりは、それぞれに応じてこれくらい頑張ろうと」

Qご自身にキックバックは?
「それはありません。きちんと入りと出を収支報告書の中で明らかにすることが大事なこと。それをやっていないのが裏金と言われる。我が派にはそれはない」

その上で、大家参議院議員は、今回の自民党の裏金疑惑による影響は避けられないと口にします。

◆麻生派 大家敏志参議院議員
「政治を見る目がきびしくなっている。今後、どういう形でパーティーを開いていくかは事務所の中で検討していく。やはりきちんと自らの主張を訴えて、賛同していただける皆さんに協力を願っていくということは、これからも続けていきたい」



福岡選出の国会議員は政治資金パーティーなどで、どれくらいの収入を得ているのでしょうか?

2022年分の政治資金収支報告書によりますと(パーティー以外の収入も含む)、最も収入が多かったのは自民党の武田良太元総務大臣で2億8000万円あまり。

続いて自民党の大家敏志参議院議員で1億7400万円ほど。

3番目も自民党で麻生太郎副総裁で1億6000万円程度。

総収入が1億円を超えているのは福岡では4人で、いずれも自民党です。

トップ10では9位に唯一の野党・立憲民主党の古賀之士参議院議員が入っていますが、それ以外はすべて自民党となっています。
自民党の派閥をめぐる裏金疑惑、疑惑の発端となったのは政治家の貴重な収入源となる政治資金パーティーですが、18日、福岡市内で政治資金パーティーが開かれました。

福岡市中央区のヒルトン福岡シーホーク。

出入り口周辺に並ぶ黒塗りの車、スーツ姿の人たちなどが続々とホテルの中に入っていきます。

◆川崎キャスター
「正午前です。ホテルの入り口に続々と車が停まっています。これから始まる政治資金パーティーに参加する人たちが、どんどん会場に入って行きます。」

ホテルの中で行われていたのは、福岡2区選出の鬼木誠衆議院議員の政治資金パーティーです。


昨年度の政治資金報告書によると、政治資金パーティーを少なくとも3回開催し、5200万円あまりの収入を得たという鬼木議員、相場では参加者1人につきパーティー券1枚2万円とされる中、鬼木事務所によると18日は数百人が参加したということです。

スタッフの人件費など、事務所の運営にかかる費用の多くをまかなうパーティー収入。

福岡選出の主な国会議員の収支報告書を見ると、昨年度、パーティー収入が最も多かったのは武田良太衆議院議員で1億9000万円あまり、そのほか大家敏志参議院議員が7000万円あまり、麻生太郎衆議院議員が6000万円あまりなどとなっています。


政治資金パーティーは県連単位でも行われています。

自民党福岡県連では今年10月、約1300人が参加し政治資金パーティーを開催しています。

お隣、佐賀県などでは県連のパーティーで収入に記載漏れがあったことが明らかになっていて、福岡県連も10月のパーティーについて問題がなかったかどうか調査を行ったということです。

◆自民党福岡県連 原口剣生会長
「自民党内の裏金問題が大変な騒ぎになっているが、県連については何らない」

県連のパーティーについて、所属する議員ごとに販売目標はあるもののノルマはなく、政治資金規制法に従ってきちんと収支報告をしているということです。

一方、一連の問題を現役の国会議員はどう受け止めているのか。

自民党の第2派閥・麻生派の大家参議院議員が取材に応じました。

Q麻生派ではキックバクやノルマはあるか?
◆麻生派 大家敏志参議院議員
「努力目標はある。それが何か罰則があるとかいうよりは、それぞれに応じてこれくらい頑張ろうと」

Qご自身にキックバックは?
「それはありません。きちんと入りと出を収支報告書の中で明らかにすることが大事なこと。それをやっていないのが裏金と言われる。我が派にはそれはない」

その上で、大家参議院議員は、今回の自民党の裏金疑惑による影響は避けられないと口にします。

◆麻生派 大家敏志参議院議員
「政治を見る目がきびしくなっている。今後、どういう形でパーティーを開いていくかは事務所の中で検討していく。やはりきちんと自らの主張を訴えて、賛同していただける皆さんに協力を願っていくということは、これからも続けていきたい」

福岡選出の国会議員は政治資金パーティーなどで、どれくらいの収入を得ているのでしょうか?

2022年分の政治資金収支報告書によりますと(パーティー以外の収入も含む)、最も収入が多かったのは自民党の武田良太元総務大臣で2億8000万円あまり。

続いて自民党の大家敏志参議院議員で1億7400万円ほど。

3番目も自民党で麻生太郎副総裁で1億6000万円程度。

総収入が1億円を超えているのは福岡では4人で、いずれも自民党です。

トップ10では9位に唯一の野党・立憲民主党の古賀之士参議院議員が入っていますが、それ以外はすべて自民党となっています。

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