焼きうどん発祥『だるま堂』店主「先代に申し訳ない」 小倉駅前の大規模火災 35店舗焼失 北九州市

01月04日

1月3日、北九州市の繁華街で起きた大規模火災。

十数時間にわたり燃え続け、飲食店35店舗、約2900平方メートルが焼失しました。

◆カメラマン(3日)
「北九州市上空です。建物が密集した地域で、オレンジ色の炎と黒い煙が立ち上っています」

繁華街から立ち上る炎と黒煙。

3日午後3時過ぎ、北九州市小倉北区の鳥町食道街が大規模な火災に見舞われました。



現場はJR小倉駅のすぐ近く。

消防が懸命に消火活動にあたる中、周囲には鳥町食道街などに店を構える飲食店の関係者の姿もー。

◆被災した店主
「あっという間に煙と炎と…。何年か前にやっと店を開いて…」

◆被災した店主
「(創業して)もう60年ですよ…。もう諦めるしかないのかなと」

◆被災した店主
「2度あることは、なんて思ってたんですが…。消防なんかも細かく立ち入りも来て、予防課も頑張ってはいるんですけど、正月早々こんなことがあるとは」

現場のすぐ近くの旦過市場では2022年に2度の大規模な火災が起きていて、関係者も火災にはより一層気を付けていましたが、今回の火災が起きてしまいました。



夜通し続いた消火活動、鎮火状態になったのは出火から約17時間がたった4日午前8時過ぎでした。



◆記者リポート(4日)
「鳥町食道街の入り口です。店に入るための場所は完全に塞がってしまっています」

消防によると、今回の火事で鳥町食道街に加え、隣接する魚町銀天街の飲食店など35店舗、約2900平方メートルが焼失したということです。



鳥町食道街に店を構える竹中康二さん。

竹中さんが営む「だるま堂」は、北九州名物・焼きうどんの発祥の店。

1945年に創業し、代々そののれんが守られてきましたが、2019年に先代が亡くなり、一度閉店したあと、焼きうどん好きの竹中さんが3年前に店を復活させたばかりでした。

◆だるま堂 竹中康二さん
「奇跡的にうちの所は残ってるんですけど、がれきがもう目の前にあるような感じで、お店をあの場所であの形で再興するのは無理。自分たちの代で…先代とかには申し訳ない」

火元とみられる飲食店の関係者が警察に対し「鍋から火が出た」と話しているという今回の火災。




この2年間で3度目となる小倉の繁華街での大規模火災に4日、現場を視察した北九州市の武内市長はー。

◆武内市長
「真っ黒に変わってしまったこの街の姿、非常に胸の詰まる思いです。今回、また前回の旦過(市場)の教訓というのをしっかりと反映させていく取り組みをしなければいけない。そこは火との戦い。徹底的にやっていかなければならない」

消防によると、今回の火災は旦過市場での火災と同様に、天井裏に火が入ったことで延焼が進んだとみられているということで、さらに詳しい出火原因を調べています。

また、北九州市では復旧対策本部を立ち上げ、被災者向けの相談窓口を設けるとともに、がれきの撤去作業を速やかに進めていくとしています。
1月3日、北九州市の繁華街で起きた大規模火災。

十数時間にわたり燃え続け、飲食店35店舗、約2900平方メートルが焼失しました。

◆カメラマン(3日)
「北九州市上空です。建物が密集した地域で、オレンジ色の炎と黒い煙が立ち上っています」

繁華街から立ち上る炎と黒煙。

3日午後3時過ぎ、北九州市小倉北区の鳥町食道街が大規模な火災に見舞われました。

現場はJR小倉駅のすぐ近く。

消防が懸命に消火活動にあたる中、周囲には鳥町食道街などに店を構える飲食店の関係者の姿もー。

◆被災した店主
「あっという間に煙と炎と…。何年か前にやっと店を開いて…」

◆被災した店主
「(創業して)もう60年ですよ…。もう諦めるしかないのかなと」

◆被災した店主
「2度あることは、なんて思ってたんですが…。消防なんかも細かく立ち入りも来て、予防課も頑張ってはいるんですけど、正月早々こんなことがあるとは」

現場のすぐ近くの旦過市場では2022年に2度の大規模な火災が起きていて、関係者も火災にはより一層気を付けていましたが、今回の火災が起きてしまいました。

夜通し続いた消火活動、鎮火状態になったのは出火から約17時間がたった4日午前8時過ぎでした。

◆記者リポート(4日)
「鳥町食道街の入り口です。店に入るための場所は完全に塞がってしまっています」

消防によると、今回の火事で鳥町食道街に加え、隣接する魚町銀天街の飲食店など35店舗、約2900平方メートルが焼失したということです。

鳥町食道街に店を構える竹中康二さん。

竹中さんが営む「だるま堂」は、北九州名物・焼きうどんの発祥の店。

1945年に創業し、代々そののれんが守られてきましたが、2019年に先代が亡くなり、一度閉店したあと、焼きうどん好きの竹中さんが3年前に店を復活させたばかりでした。

◆だるま堂 竹中康二さん
「奇跡的にうちの所は残ってるんですけど、がれきがもう目の前にあるような感じで、お店をあの場所であの形で再興するのは無理。自分たちの代で…先代とかには申し訳ない」

火元とみられる飲食店の関係者が警察に対し「鍋から火が出た」と話しているという今回の火災。


この2年間で3度目となる小倉の繁華街での大規模火災に4日、現場を視察した北九州市の武内市長はー。

◆武内市長
「真っ黒に変わってしまったこの街の姿、非常に胸の詰まる思いです。今回、また前回の旦過(市場)の教訓というのをしっかりと反映させていく取り組みをしなければいけない。そこは火との戦い。徹底的にやっていかなければならない」

消防によると、今回の火災は旦過市場での火災と同様に、天井裏に火が入ったことで延焼が進んだとみられているということで、さらに詳しい出火原因を調べています。

また、北九州市では復旧対策本部を立ち上げ、被災者向けの相談窓口を設けるとともに、がれきの撤去作業を速やかに進めていくとしています。

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