希少な国産コーヒーを福岡で 世界的チェーンが続々上陸の中 あえて難しい栽培に挑戦 特徴は「鮮度」

02月09日

いま右肩上がりで需要が伸びている嗜好品「コーヒー」。

福岡にも世界的なコーヒー店が次々と上陸していますが、こだわりの味を求め、新たな動きが出ています。



9日、九州で初めて福岡市にオープンするアメリカ発祥の「ブルーボトルコーヒー」。

厳選した世界中の豆を自社で焙煎し、注文を受けてから1杯ずつドリップします。



いま、コーヒー業界は「こだわり」重視。

焙煎や抽出をはじめ、豆の生産地やその鮮度までこだわり抜いて、ファンを増やしているといいます。

そんな中注目されているのが、コーヒー豆を国内で栽培する動きです。

しかし、コーヒー豆の生産が盛んに行われている熱帯地域の気候とはまったく異なる日本。

温暖な沖縄地域では比較的多く栽培されていますが、生産地はそれほど多くありません。



そんな栽培が難しいコーヒー豆の生産なんですが…

◆リポーター
「見たことがない植物がたくさん生えています。そして、こちら。赤い実がなっていますね。なんでしょうこれ」

実はこの赤い実、コーヒーの原料なんです。

福岡県柳川市の「杏里ファーム」では、全国でも珍しい国産のコーヒー豆を栽培しています。



生産者の椛島さんに話を聞くと…

◆杏里ファーム 椛島大翔さん
「6年前にアメリカの農業研修に行く機会があって、その時にハワイのコーヒー農園で1年半くらい働かせてもらったんですよ。日本でコーヒーはなかなか聞いたことがなかったので、日本で作れたら面白いかなと思って始めました」

5年前から栽培を始めた椛島さん。

当初は苦労もあったようで…

◆杏里ファーム 椛島大翔さん
「梅雨の時期に花のつぼみがついたんですけど、湿度が高すぎて花のつぼみがカビて枯れて、最初は思うように収穫できなかった」

椛島さんは、冬場にハウス内の温度を上げて開花を早めるなど工夫を重ね、今では約1500本のコーヒーの木を育てています。



木の実が赤く熟したら収穫ということですが、ここからどうやってコーヒーができるんでしょう?

◆杏里ファーム 椛島大翔さん
「赤い実の中に豆が入っているんですけど、これがコーヒーになります」

◆リポーター
「白いんですね、最初は」



この白い豆を乾燥させ焙煎すると、お馴染みのコーヒー豆になるんです。

ちなみに、豆の表面には果肉がついていて、食べることもできます。

果肉はとても甘く、実はこの果肉がコーヒーのさわやかな香りと風味を生み出します。



焙煎仕立ての豆でコーヒーをいただきました。

◆リポーター
「飲んだ瞬間、フルーティな香りがふわっと漂ってきて、すごくおいしいです」

◆杏里ファーム 椛島大翔さん
「ブラックのコーヒーが飲めない方でも飲みやすいかなと思っています」



椛島さんの農場では、ネット販売で50グラムが2700円(税込み)。

決して安くはありませんが、国産を求めるファンも多く、売り切れることもあるそうです。

その魅力とはー

◆杏里ファーム 椛島大翔さん
「海外から輸入しているものだと、実を収穫してコーヒーとして飲まれるまで結構な日数がかかるんですけど、うちのコーヒーは最短で10日あれば収穫して飲むことができるので、その辺の新鮮さは国産でしか味わえないところ」

コーヒー人気とともに注目される希少な「ジャパニーズ・コーヒー」。

鮮度の高い福岡産の豆が国内で脚光を浴びる日も近そうです。

(TNC報道ワイド「記者のチカラ」 2024/2/8 OAより)
いま右肩上がりで需要が伸びている嗜好品「コーヒー」。

福岡にも世界的なコーヒー店が次々と上陸していますが、こだわりの味を求め、新たな動きが出ています。

9日、九州で初めて福岡市にオープンするアメリカ発祥の「ブルーボトルコーヒー」。

厳選した世界中の豆を自社で焙煎し、注文を受けてから1杯ずつドリップします。

いま、コーヒー業界は「こだわり」重視。

焙煎や抽出をはじめ、豆の生産地やその鮮度までこだわり抜いて、ファンを増やしているといいます。

そんな中注目されているのが、コーヒー豆を国内で栽培する動きです。

しかし、コーヒー豆の生産が盛んに行われている熱帯地域の気候とはまったく異なる日本。

温暖な沖縄地域では比較的多く栽培されていますが、生産地はそれほど多くありません。

そんな栽培が難しいコーヒー豆の生産なんですが…

◆リポーター
「見たことがない植物がたくさん生えています。そして、こちら。赤い実がなっていますね。なんでしょうこれ」

実はこの赤い実、コーヒーの原料なんです。

福岡県柳川市の「杏里ファーム」では、全国でも珍しい国産のコーヒー豆を栽培しています。

生産者の椛島さんに話を聞くと…

◆杏里ファーム 椛島大翔さん
「6年前にアメリカの農業研修に行く機会があって、その時にハワイのコーヒー農園で1年半くらい働かせてもらったんですよ。日本でコーヒーはなかなか聞いたことがなかったので、日本で作れたら面白いかなと思って始めました」

5年前から栽培を始めた椛島さん。

当初は苦労もあったようで…

◆杏里ファーム 椛島大翔さん
「梅雨の時期に花のつぼみがついたんですけど、湿度が高すぎて花のつぼみがカビて枯れて、最初は思うように収穫できなかった」

椛島さんは、冬場にハウス内の温度を上げて開花を早めるなど工夫を重ね、今では約1500本のコーヒーの木を育てています。

木の実が赤く熟したら収穫ということですが、ここからどうやってコーヒーができるんでしょう?

◆杏里ファーム 椛島大翔さん
「赤い実の中に豆が入っているんですけど、これがコーヒーになります」

◆リポーター
「白いんですね、最初は」

この白い豆を乾燥させ焙煎すると、お馴染みのコーヒー豆になるんです。

ちなみに、豆の表面には果肉がついていて、食べることもできます。

果肉はとても甘く、実はこの果肉がコーヒーのさわやかな香りと風味を生み出します。

焙煎仕立ての豆でコーヒーをいただきました。

◆リポーター
「飲んだ瞬間、フルーティな香りがふわっと漂ってきて、すごくおいしいです」

◆杏里ファーム 椛島大翔さん
「ブラックのコーヒーが飲めない方でも飲みやすいかなと思っています」

椛島さんの農場では、ネット販売で50グラムが2700円(税込み)。

決して安くはありませんが、国産を求めるファンも多く、売り切れることもあるそうです。

その魅力とはー

◆杏里ファーム 椛島大翔さん
「海外から輸入しているものだと、実を収穫してコーヒーとして飲まれるまで結構な日数がかかるんですけど、うちのコーヒーは最短で10日あれば収穫して飲むことができるので、その辺の新鮮さは国産でしか味わえないところ」

コーヒー人気とともに注目される希少な「ジャパニーズ・コーヒー」。

鮮度の高い福岡産の豆が国内で脚光を浴びる日も近そうです。

(TNC報道ワイド「記者のチカラ」 2024/2/8 OAより)

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