商業施設で女性刺殺 少年の鑑定人「極めて不適切な養育環境」「治療的な関わりが妥当」 福岡地裁

2022年07月12日

2020年、福岡市の商業施設で起きた女性殺害事件の裁判で、被告の少年を心理鑑定した専門家が出廷し、当時15歳の少年の処遇について「治療的な関わりが妥当」と述べました。

起訴状などによりますと、17歳の少年は2020年8月、福岡市の商業施設に買い物に訪れていた面識のない当時21歳の女性を包丁で刺して殺害した罪などに問われています。

7月12日に福岡地裁で開かれた裁判には少年の心理鑑定を行った専門家が出廷し、鑑定の結果について「家庭環境に問題があるのだろう。40年以上虐待を見てきた私から見ても信じがたい内容の虐待行為が行われていて、極めて不適切な養育環境」だと述べました。

その上で専門家は、「少年はこれまで精神的な診療や福祉的な手当を十分に受けていない」「治療的な関わりが妥当で更生の可能性はある」などと話しました。

裁判は7月15日に検察が求刑し、25日に判決が言い渡されます。

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