衆院山口ダブル補選スタート 安倍元首相死去に伴う「4区」は新人5人立候補 「2区」は新人と元職の対決

2023年04月11日


山口県では11日、衆議院山口2区と4区のダブル補欠選挙がスタートしました。

岸田政権の中間評価とも位置付けられ、選挙結果が今後の政権運営などに影響を与える可能性があります。

このうち、衆議院山口4区の補欠選挙は安倍元首相の死去に伴うもので、11日、新人5人が立候補しました。

届け出順に、無所属の投資家・竹本秀之氏(67)は、消費税の廃止や男女平等社会の実現などを有権者に訴えていきたいとしています。

◆竹本秀之 氏(無・新)
「政府が民間に不当に干渉しているというのが1つあり、これは消費税を廃止すればいいと。もう1つは、財政出動して国債発行して民間に金を行き渡らせると。この2つをやることで、日本の未来は明るいとみんなが思えば、自動的に人口が増えるのでは」

無所属の元新聞社社員・大野頼子氏(49)は、医療費膨張の抑制や商業捕鯨の必要性を訴えています。

◆大野頼子 氏(無・新)
「下関や長門・油谷。クジラを昔から捕ってきておりまして、今希少な価値のものなのですけど、そういったことを世界にアピールしながら地域のいいものをと思っています」

立憲民主党の元参議院議員・有田芳生氏(71)は、旧統一教会の問題やアベノミクスの検証などを争点として掲げています。

◆有田芳生 氏(立憲・新)
「統一教会が自民党の政治家達に近づいていくのは、日本の政治をゆがめることに目的があった。今度の選挙戦を通じて、皆さんと共に変えていこうではありませんか」

自民党の元下関市議・吉田真次氏(38)は、安倍政治の継承を掲げ、憲法改正や拉致問題の早期解決などを訴えています。

◆吉田真次 氏(自民・新)
「この補欠選挙は、志半ばで命を絶たれてしまった安倍晋三先生の無念さを思って、その遺志を、そして魂をみんなで継いで、みんながその気持ちになって選挙を戦っていくんだ。私はこう思って、この選挙戦にきょうから臨んで参りたい」

政治家女子48党の会社役員・渡部亜衣氏(37)は、党を身近に感じてもらい、一般人でも選挙に出られることを知ってほしいと訴えています。

◆渡部亜衣 氏(政女・新)
「気軽にもっと身近に政治を感じてもらえるように、これからもっとどんどん勉強していきます。私のことは嫌いでも、政治家女子48党のことは嫌いにならないでください。ありがとうございます」

一方、山口2区は、岸信夫前防衛大臣が健康上の理由で議員辞職したことに伴う補欠選挙です。

立候補したのは届け出順に、旧民主党政権で法務大臣を務めた無所属の元衆議院議員・平岡秀夫氏(69)と、岸前防衛大臣の長男で公明党が推薦する自民党の新人・岸信千世氏(31)の2人です。

今回の補欠選挙は、岸田政権の中間評価とも位置づけられるため、選挙結果は今後の政権運営や各党の選挙戦略に大きな影響を与える可能性があります。

投開票日は4月23日(日)です。

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