海自の護衛艦「たかなみ」 女性艦長は北九州市・東筑高校卒業 門司寄港で“故郷に錦” 福岡県

2023年02月24日

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北九州市の門司港で23日、一般公開された海上自衛隊の護衛艦。

乗組員約170人の指揮を執るのは、地元・東筑高校卒業の女性艦長です。

門司港に寄港し、一般公開されたのは、神奈川県の横須賀を母港とする海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」です。

全長151メートル、排水量は4650トン。

速射砲やミサイル発射装置を装備し、対潜ヘリも搭載可能です。

2003年の就役以来、日本の防衛にとどまらず、アフリカ・ソマリア沖での海賊対処など、海外への派遣任務にもあたっています。

乗組員約170人の指揮をとるのは、艦長の西川瑠美2等海佐。

北九州市八幡西区の東筑高校の卒業生です。

去年10月の艦長就任以来、ふるさと北九州への寄港は初めてで、故郷に錦を飾ることになりました。

◆護衛艦たかなみ 西川瑠美 艦長
「私自体は船で入ってきたのは今回初めてでして、多くの福岡の方に船をみていただいて、海上自衛隊を知っていただく機会ができたことは、大変光栄に感じております」

陸海空の自衛隊に所属する女性自衛官の数は、全体の8パーセントにあたる約1万9000人。

防衛省は、少子高齢化による人口減少を見据えて、女性の採用や登用の拡大を進めています。

長らく男社会となってきた組織に女性が増えることについて、西川艦長はー。

◆護衛艦たかなみ 西川瑠美 艦長
「男らしいリーダーシップというのも必要だと思うが、協調性に重きをおくような、女性らしいリーダーシップのあり方というのも、組織にはひとつのいい影響を与えているのかな」

そうした中、日本の防衛を巡る環境は、中国の海洋進出や、24日で1年となったロシアのウクライナ侵攻など、厳しさを増しています。

国防の第一線に立つ指揮官としての認識を尋ねるとー。

◆護衛艦たかなみ 西川瑠美 艦長
「任務自体は淡々と実施しているが、国際環境の厳しさは、常日頃、我々も感じている。我々がしっかりと訓練したり、準備をしたり、警戒監視で洋上で任務をすることが、みなさんの安心安全につながると思っております」

海の守りの最前線で指揮を執る北九州出身の西川艦長。

国際情勢が厳しさを増す中で、日々、練度の向上を図っています。

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