北九州市長選挙 “極めて異例” 初めて4候補者揃って「合同・個人演説会」 2月5日投開票 

2023年01月31日

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新人4人が立候補し熱戦を繰り広げる北九州市長選挙。

投開票が2月5日に迫る中、選挙戦終盤で初めて候補者4人による演説会が行われました。

1月28日、北九州市長選の各陣営に届いた案内状。

『合同・個人演説会のご案内』

あまり聞かない名称の訳は、選挙期間中は「個人演説会」しか開催できないため、「合同・個人演説会」と銘打っているのです。

これまで候補者4人が会の冒頭から最後まで揃った公開討論会がなく、陣営関係者も「極めて異例」と話す最終盤であっても、4人が揃わざるを得なかったのは、市民の声が高まったためでした。

30日夜、北九州市長選に立候補している4人が合同・個人演説会に参加。

一同が顔をそろえました。

◆無・新 津森洋介氏(47)
「北九州が都市間競争に打ち勝つ、そのためには何が必要か。陸・海・空、空港の3000メートル化、下関北九州道路の整備。北九州市役所はコンサルタント会社ではないです、実行機関です。速やかな実現力、確かな実行力、これを国のパイプをもとにしっかりとやりとげる」

◆無・新 永田浩一氏(57)
「大型開発優先の姿勢が続いて、今、市の借金が1兆4000億円になっています。それなのにまた下関北九州道路、3500億円をかけて作る必要はないと考えています。本当長引く物価高や円安の下で、市民の皆さんの暮らしも大変な状況が続いています。ですから、暮らしをしっかり応援する」

◆無・新 武内和久氏(51)
「人の力を増やし、人口を増やし、そして人の力を増していく。この二つの掛け合わせによって稼げる街を作っていく。そういったやりかたでやっていきたいと思っています。企業のやり方でも、マーケットを増やすということと、1人当たりの付加価値を増やすことの掛け算と同じ、人の力です」

◆無・新 清水宏晃氏(39)
「投票率、78万人いて27万人だったかな、投票に51万人いってないんですよ。その51万人に政治を身近に感じてもらいたいし、自分事だと思ってもらいたい。そういった意味で私がここに出ている。政治に無関心な方たちも、街のことを考えてほしい」

議論は約1時間半続きました。

共同通信が1月28日と29日に電話調査を行った結果によりますと、津森洋介さんと武内和久さんが激しく競り合う戦いとなっており、永田浩一さんと清水宏晃さんが後を追っています。

2月5日に投開票される北九州市長選挙。

期日前投票は各区の区役所などではじまっていて、2月1日からは市内の商業施設3か所でも実施されます。

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