マスク「個人の判断」初日 「みんな着けているから外しにくい」そろり始動 化粧品売り場では変化も

2023年03月13日


3月13日からマスクの着用ルールが緩和されました。

屋外・屋内ともにマスク着用が「個人の判断」に委ねられる中、福岡の街ではどんな変化が見られたのでしょうか。

13日朝の福岡市・天神の西鉄福岡駅。

勤務先や学校に向かう駅の利用者のほとんどがマスクを着用し、これまでと変わらない光景がみられました。

政府は、これまで屋外では原則マスクを外し、屋内では着用を呼びかけていましたが、13日からルールが緩和され、屋外・屋内ともにマスク着用は『個人の判断』に委ねられます。

西鉄やJR九州は、ラッシュ時も含めて列車や駅構内でのマスク着用の呼びかけをやめ、乗客の判断に委ねるとしています。

乗務員や駅員は、乗客と接する際はマスク着用を続けています。

◆30代会社員
「今まで2年以上着けていたから習慣というか…。着けていた方が安心感はあるかなと」

◆40代会社員
「会社の規定で、まだ着けている状況。感染の予防のために継続的に着けている」

◆50代会社員
「きょうからと聞いていたので、いいきっかけかなと思って。人の目を気にして、というのをやめてみようと思って」

福岡県の服部知事はー

◆服部知事
「マスクを外していてもいいですか?」

報道陣へ配慮した上でー

◆服部知事
「きょうからマスクの着用についてのフェーズが変わりました。私もマスクを外して登庁しました。そして、マスクをせずに執務室でも仕事をしました」

服部知事は改めて、マスクの着用は個人の判断に委ねるとし、重症リスクの高い人への感染を防ぐため、医療機関や高齢者施設では着用を呼びかけました。

福岡市の商業施設ではー

◆記者リポート
「百貨店の入り口です。マスクをつけたまま入店している方が多い印象です」

大丸福岡天神店でも、13日からマスクの着用は「個人の判断」に。

入口にはその案内が掲示されていましたが、来店客のほとんどがマスクを着用していました。

◆来店客
「みなさん着けているから外しにくい」

◆来店客
「感染を予防する上でも、まだまだ必要」

その一方で、化粧品売り場では変化もー。

13日から、美容部員が客にメイクを施す「タッチアップ」の呼びかけができるようになりました。

これからマスクを外す機会が増えることから、リップやチークなどの売れ行きが伸びているということです。

◆博多大丸 箱崎純史さん
「より新鮮に、新商品をしっかりPRでき、お客さんが楽しんで購入できるようになった。販売側としては、マスクを着用しながら、お客様に混乱がないように案内をしていきたい」

福岡市立の中学校では、生徒全員がマスクを着けて授業に臨んでいました。

文部科学省は学校に対して、3月末まではマスクの着用を求めていて、福岡市の市立中学校は国の方針に沿って対応しています。

◆福岡市立横手中学校 深川成浩校長
「マスクが個人の判断になったときは、マスクを外す生徒もいると思う。だんだん元の生活に戻りつつあるので、状況に応じて学校も対応していかないといけない」

ついに13日から緩和されたマスク着用のルール。

一気に「脱マスク」とはならず、当面は様子見の状況が続きそうです。

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