【独自】博多ストーカー殺人 元交際相手の男「あいつの幸せを奪ってしまった」 TNC記者に“後悔”語る

2023年02月17日


JR博多駅前で起きたストーカー殺人事件から1ヵ月が経った2月16日、起訴された元交際相手の男がTNCの接見取材に応じ「事件前に時を戻したい」などと後悔を口にしました。

起訴状によりますと、福岡市博多区の飲食店従業員・寺内進(てらうち・すすむ)被告(31)は1月16日、福岡市のJR博多駅前の路上で、元交際相手の川野美樹(かわの・みき)さん(当時38)の胸や頭などを包丁で何度も刺して殺害したとされています。

事件発生から2月16日で1ヵ月、寺内被告がTNC記者の接見に応じ、事件を起こした動機を語りました。

◆寺内被告
「ストーカー呼ばわりされて、めちゃめちゃ腹が立った」
◆記者
「事件前も川野さんのことが好きだった?」
◆寺内被告
「嫌いと、いらつきと、怒りと、全てが混じっていた」

寺内被告の説明によると、去年10月、自身が酒に酔ってケンカをしたことをきっかけに川野さんと不仲になったということです。

その翌月、寺内被告はストーカー被害を警察に相談した川野さんの職場に押しかけるなどしたことから、警察からストーカー規制法に基づく「禁止命令」を受けていました。

◆記者
「なぜ事件現場に行った?」
◆寺内被告
「警察にも説明したが、川野さんとは偶然出会った」
◆記者
「なぜ殺害した?」
◆寺内被告
「口論です。川野さんの態度もほんまいらついてきて、それで言い合いになった」

川野さんと偶然出会ったとの説明に対し、ではなぜ包丁を持ち歩いていたのかと記者が問いただすと、寺内被告は「個人間でトラブルになっていた相手からの襲撃に備えて常に2本持参していた」などと述べました。

その一方でー

◆寺内被告
「事件がフラッシュバックして眠れていないです」
◆記者
「事件についての後悔は?」
◆寺内被告
「もちろんありますよ、後悔…あいつの幸せを奪ってしまった」

寺内被告は、このほか「事件前に時を戻したい」などと後悔を口にした上で、「死刑になっても構わない」などと現在の心境を語りました。

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