重要無形文化財「竹工芸」保持者(人間国宝)。伝統的な「竹工芸」で新しい表現の作品を生み出し続けている。
地元である大分県九重町で会社員として働いていた岐部。転職を考えていた頃、中学時代の恩師から「ものづくり」を勧められ、36歳で別府の高等技術専門校へ入学。そこで出会った竹工芸に魅了されていく。
竹ひごを編む技法の組み合わせによって様々な表現ができる「竹工芸」。1ミリ以下の竹ひごを使い、繊細で美しい曲線を描く岐部の作品。設計図はなく、経験と手の感触によって生み出されている。
優れた技術を持つ九州各地の匠たちを紹介している「匠の蔵」。7月の匠は、大分県九重町の岐部笙芳さん。竹ひごを編んでつくり上げる伝統的な『竹工芸』の分野で、去年「人間国宝」に認定。1ミリ以下の細いひごを使った、繊細で美しい表現を生み続ける匠。ぜひご覧ください!