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これまでの放送内容

2014年11月30日(日)

レンズの中のふるさと~83歳のアマチュアカメラマン~

宮崎県西都市の大町信平さん(83)は、歯科医60年のベテラン先生。丁寧な治療で多くの患者から慕われている。大町さんにはもう1つの顔がある。

宮崎県西都市の大町信平さん(83)は、歯科医60年のベテラン先生。丁寧な治療で多くの患者から慕われている。大町さんにはもう1つの顔がある。55年の経験を持つ「アマチュアカメラマン」なのだ。戦後国産第1号となる8ミリカメラをいち早く手に入れ、山間部の話題やトピックスなどを撮影してきた。宮崎でテレビ放送が始まる2年前には、村のニュースを制作し公民館などで上映したのである。国産初のカラーフィルムで撮影した作品は、国際的に高く評価された。これまでに、国内のコンクールで16の受賞、海外では5つのグランプリに耀くなど「映像作家」としての地位を築いてきた大町さん。モットーは、「情熱・忍耐・執念」。それは、ある過疎地域を半世紀にわたって撮影してきたことからも伺える。大切なふるさとの1つが消えようとしている時、大町さんのレンズは、住民の寂しさや虚しさを捉えていた。また、認知症の妻の介護をテーマにした作品は、在宅介護のあり方に一石を投じた。「アマチュアだからできることがある。アマチュアにしかできないことがある」と語る大町さん。レンズを通し地域を見つめて55年、きょうもふるさと宮崎を撮り続けている。

制作局テレビ宮崎(UMK)

次回放送内容

OA:2025.08.24(日)

熊本市在住の槌田春義さん・92歳は、かつて兄の出征を見送った熊本駅が見える場所で兄の帰りを待ち続けている。熊本県ブーゲンビル島会に入会し、有志と共に兄の軍歴について調べ始めた槌田さんは、兄が戦死した場所と埋葬された地域を突き止める。記録によると、その場所で戦死した日本人は1人だけ。槌田さんの兄と思われるが確証はない。2022年10月、ブーゲンビル島出身者を熊本に招き、現地がどういう場所なのか話を聞いた。人は住んでいるが、原風景が残る昔ながらの集落らしい。口承文化のため戦争中の話が語り継がれているかもしれないとのこと。2023年6月、熊本県ブーゲンビル島会の有志がブーゲンビル島へ。槌田さんの兄の埋葬場所と思われる場所を目指す。

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