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これまでの放送内容

2013年10月6日(日)

半泊の祈り~五島・限界集落の夏~

5世帯9人が暮らす五島の小さな集落・半泊( はんとまり) 。そこには、200年続く祈りと暮らしがあった。限界集落、ひと夏の半泊をみつめる。

日本の西の端、五島列島福江島。その北側に、5世帯9人が暮らす小さな集落、半泊(はんとまり)がある。過疎化は進み、子供はいない。半泊は限界集落だ。7年前、廃校になっていたかつての分校に、人が住みはじめた。そして、宿泊施設としても活用するようになった。東京から移住してきた濱口孝さんと妻よしのさんがこの分校に暮らす。半泊の里山の風景が気に入り、田舎暮らしを楽しみはじめた7年前。濱口さんは、半泊の200年を超える祈りの歴史を知った。同時に、過疎化により、200年の祈りの灯が消えそうになっている現実を見た。集落の象徴、半泊教会に向かい、住民たちの祈る姿が日常の光景として見られる。濱口さんは限界集落を考えるようになった。祈りの灯を消さないためには…。その1つの答えを半泊での観光に求めた。自らガイドになり、歴史や自然環境を伝える“学ぶ観光”をはじめた。7年経ち、今は年間約1000人の観光客が来るようになった。濱口さんは観光の先に、あるものを見ている。妻と手を取り合い、その答えを求め続ける日々。番組では、住民の暮らしを描きながら、そこに流れ続ける半泊の祈りを見つめていく。ひと夏の限界集落、半泊を描く。

制作局テレビ長崎(KTN)

次回放送内容

OA:2025.08.31(日)

熊本県玉名市に住む高谷和生さん(67)は、近隣・和水町の小中学校の図書館司書補助。平日は図書室の仕事をしながら、土日祝日は『戦争遺跡』の調査研究をおこない、戦争遺跡を通して平和の尊さを伝える活動をおこなっている。 高校時代は考古学部に所属。当時から歴史が好きで、大学でも考古学を専攻。卒業後、教師として支援学校に勤務していた時に、残されたままの戦争遺跡が数多くあることを知る。戦後60年をきっかけに本格的に戦争遺跡の調査研究をはじめ、のちに『くまもと戦争遺跡・文化遺産ネットワーク』を設立。戦後76年が過ぎた現在も、新たな戦争の爪痕を発見するなどし、「若い世代が戦争の実相を学べる環境づくり」と「平和を未来へ継続するための活動」を続けている。 戦争体験者から直接証言を聞ける機会は「あと数年」。時間が迫る中、戦争遺跡を考古学の視点で記録・検証し、体験者の証言とリンクさせることで、戦争の記憶と教訓を次世代へつなげようと活動する高谷さんの日常を追い、その思いに迫る。

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