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これまでの放送内容 -2009年-

2009年12月20日(日)

サトコ ~消え行く対州馬~

長崎県大村市の山あいに、里山の風景が広がるカフェがあります。

ここのオーナーは、農業をしながら、お店をしています。ここには、犬やヤギ、それに馬がいます。馬は、対馬原産の対州馬。日本在来馬の1種です。その馬の名は里子。21歳になる牝馬です。里子は、1年ほど前、対馬の農家からやって来ました。

対馬にはかつて4千頭を超える対州馬がいました。

人々は、馬と共に暮らしていました。馬たちは、山での作業を手伝ったり、田畑を耕していました。
そんな風景も、今では過去のものとなっています。人々の暮らしは、変わって行き、馬を必要としなくなりました。
その結果、今では、対馬にわずか29頭しかいなくなっています。
絶滅の危機に瀕しているその種は、行政による保護政策も受けていません。そこには、馬たちの悲しい歴史が背景にあります。番組では、馬が消え行く対馬の現状と、昔ながらの生活を行っている大村の暮らし、里子の目線から大切なメッセージを伝えます。

制作局テレビ長崎(KTN)

2009年12月13日(日)

こどもたちへ ~配達人 樋口了一~

ブラジルから届いた差出人不明のメール。老いた親が、あるがままの自分を受け止めて欲しいと子供に綴った手紙。

シンガーソングライターの樋口良一さんは、このメールにメロディーをつけ「手紙」という曲を作り、CDの発売にあわせて生の手紙を届けるライブをはじめた。

介護施設を中心にライブの依頼は300件を越え、これまでに40ヶ所以上で無償のライブを届けたきた。番組では無償のライブを続ける樋口さんの想いと、手紙という曲に希望や勇気を見出した様々な境遇にいる人々を見つめる。

制作局テレビ熊本(TKU)

2009年12月6日(日)

友達 TEMAN ~あるイスラム教徒に学んだこと~

世界中で11億人以上が信仰しているといわれるイスラム教。その礼拝所、モスクが今年4月福岡市に完成した。

そこに集うインドネシアの青年、ムリヤディ。
彼はインドネシアで看護師をしていたが日本でも免許をとろうと1年前にやってきた。

看護の技術をもった彼の前にたちはだかったのは言葉や宗教の壁。断食や礼拝、そして漢字で出題される資格試験など、理想と現実のはざまで葛藤の日々が続く。

しかしそのような困難にも笑顔を忘れずに前向きに生きるその理由とは?
断食の実態や日本人との交流などを交えて、彼の生活に密着しその想いに迫る。出演:看護師候補者 ムリヤディ(インドネシア出身・福岡市在住)

制作局テレビ西日本(TNC)

2009年11月29日(日)

角打ち万歳!

~角打ち文化と北九州~

「鉄の街」北九州市には、160軒ほど角打ちの出来る酒屋がある。八幡製鉄所の開業とともに全国から労働者が集まった。三交代で働く彼らにとって疲れた体を癒し、明日への英気を養うためには「酒」は不可欠であった。まさに角打ちという文化とともに北九州は、歩んできたといっても過言ではない。こうした酒屋はヨーロッパのパブのように、地域の人たちには欠かせない交流の場という役割を果たしてきた。しかし、時の流れとともに角打ちのできる伝統的な酒屋は減り、角打ちをして家路につくという労働者も減ってきた。また、通ってくる人たちの高齢化も進んでいる。

~地元に愛され続ける「角打ち」~

創業大正7年の老舗の酒屋、「高橋酒店」。午前8時から午後9時頃までが営業時間。製鉄やJRなど3交代制で働く人々が仕事が終わった後、角打ちで一杯酒を飲みに、朝から夜まで訪れる。純粋に小売りの酒代だけで飲めるため、値段は安い。店は主に3代目の高橋真一さん(78歳)と4代目の高橋匡一さん(42歳)が切り盛りしている。匡一さんは「誰かがこの店を守っていかなければならない」という思いで店を継いだ。子どものころからかわいがってくれた常連さんが定年した後も通ってきているという。
また、高橋酒店の近くにある宮原酒店でも角打ちで酒を飲むことができる。
カウンターだけでなく、ビールケースのテーブルを囲み、何十年も通ってきている常連が集う。家でなく、角打ちで飲むのは、長年通ってきている仲間との情報交換や交流が楽しみなのだという。角打ち(酒店)は北九州の発展とともに地元の人々に愛され続けている。
地域とともに生きる2軒の酒店の日常と、日々「角打ち」に通ってくる地域の人たちの人間模様を描く。

制作局テレビ西日本(TNC)

2009年11月22日(日)

人を繋ぐ花 ~プリザーブドフラワーをめぐる絆~

半永久的に美しさを保つ花、プリザーブドフラワー。

半永久的に美しさを保つ花、プリザーブドフラワー。最近では、ブライダルに使われたりと知っている人も多いはず。その技術を学べる教室も増え、ディプロマを習得した人も多くいるのだが、なかなか活躍の場が少ないと、沖縄のプリザーブドフラワーの先駆つ者である田島理恵子さんは思っていた。そこで彼女は、そんな活躍の場をサポートできる団体を立ち上げようと、県内にあるプリザーブドフラワー教室の先生に声をかけ今年3月に「沖縄プリザーブドフラワー協会」※略してOPA(以後OPAと記載)を設立した。この団体は特殊で、様々な協会が集まって活動をしている。それは、全国でも例をみない集まりなのだ。OPAが取り組んだ最初のイベントが、「RyuKyu~りゅうきゅう~」をテーマとしたコンテスト。果たして、コンテストは無事に行うことができるのか?プリザーブドフラワーの魅力と、その花に人生をかけた田島理恵子さんのひたむきな姿に迫る。

出演:ヨーロピアン・スウィート主宰
田島理恵子 日本プリザーブドフラワー協会会員

制作局沖縄テレビ放送(OTV)

次回放送内容

OA:2024.04.21(日)

外平友佳理さんは北九州市在住の日本でも珍しいフリーランスの獣医師だ。動物園獣医師として20年以上の経験を持ち、ハムスターからライオンまでフリーランスとして多くの動物を診察し、たくさんの病症例を診てきている。現在、7つの動物園や動物飼育施設に依頼されて定期的に通っているが、経験の浅い獣医師しかいないところでは彼女が力を発揮する。若い獣医に対して、少しでも自分の知識と経験が役に立てばと考えている。またフリーランスになってから、個人の依頼も受けることができるようになった。「犬猫しか診ない」と動物病院で断られていた大型のペットも往診に行く。今回、外平さんには大牟田市動物園に気になる動物がいた。高齢のホワイトタイガーが弱ってきていたのだ。また飯塚市のピクニカ共和国と一緒に新しい試みとして1日獣医体験を始めた。そこで出会った小学生の少女が助手になる。“人と動物が共にしあわせに暮らす”という夢を実現するため、歩み続けるさすらい獣医師、外平友佳理さんの3年間を見つめた。

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