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これまでの放送内容

2013年9月29日(日)

時代おくれの傑作~巨大イワシ籠に挑む~

熊本県水俣市の高橋博道さんは、伝統の「イワシ籠」を作るこの道40年の職人…

熊本県水俣市の高橋博道さんは、伝統の「イワシ籠」を作るこの道40年の職人。「イワシ籠」はカタクチイワシ(カツオ漁の餌)を漁場から、生きたまま生け簀へ運ぶ道具である。高橋さんには、今季10基の注文があった。縦4メートル・横3メートル・高さ3メートルにも及ぶ巨大な竹籠作りに挑むも、作業は1人。「実用品だけに半端なモノは出せない」、これが高橋さんの信条だ。目を懲らし、へぎ(板状にそいだ竹)の編み目に隙間があればその場で補正する。手荒いようで、細心の注意が払われる。1基当たりの作業は最短で1週間、天気次第では10日以上も…。「イワシ籠」には従来の竹製のほか、最近耐久性のあるプラスチック製が登場。天草のあるイワシ漁師は、心が揺れる。番組では、最後の職人とされる高橋さんの傑出した技とイワシ漁師の思いを描きながら、廃れようとしている「イワシ籠」作りの将来を考える。

出演者:イワシ籠職人 高橋博道さん 【ナレーション】 熊本竜太(テレビ熊本アナウンサー)

制作局テレビ熊本(TKU)

次回放送内容

OA:2025.08.24(日)

熊本市在住の槌田春義さん・92歳は、かつて兄の出征を見送った熊本駅が見える場所で兄の帰りを待ち続けている。熊本県ブーゲンビル島会に入会し、有志と共に兄の軍歴について調べ始めた槌田さんは、兄が戦死した場所と埋葬された地域を突き止める。記録によると、その場所で戦死した日本人は1人だけ。槌田さんの兄と思われるが確証はない。2022年10月、ブーゲンビル島出身者を熊本に招き、現地がどういう場所なのか話を聞いた。人は住んでいるが、原風景が残る昔ながらの集落らしい。口承文化のため戦争中の話が語り継がれているかもしれないとのこと。2023年6月、熊本県ブーゲンビル島会の有志がブーゲンビル島へ。槌田さんの兄の埋葬場所と思われる場所を目指す。

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