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これまでの放送内容

2013年11月3日(日)

オオイタリアン オリーブ文化を大分に!

大分の食材を使ったイタリアン“オオイタリアン”の料理人菅恵美子さんが大分にオリーブ文化を根付かせようと奮闘する様子を伝える。

大分市明野でイタリアンレストラン「オステリア・ブーチョ」を経営する菅恵美子さん(42)は埼玉県出身で元トラック運転手という経歴の持ち主。全22席の小さなレストランのメニューには大分産の食材を使ったイタリアの家庭料理がならぶ。

「世界一の食材の宝庫」と認める大分に移り住み、大分の食材で作る創作イタリア料理を生み出した。戸次産ゴボウのスープ、国東産タチウオのソテー、久住ポークのスペアリブなど「オオイタリアン」と名付けられた料理は評判を呼んでいる。

今、菅さんは大きな夢に向かって走っている。それはイタリア料理の基本とされるオリーブ(オイル)を大分県産にすること。大分県のオリーブ栽培は県北を中心に数戸の農家が生産しているが、生産・加工技術や販路、商品デザインなど未熟な部分が多い。オリーブオイルソムリエの資格を持つ菅さんは「大分を世界に誇れるオリーブの産地にしたい」と語る。

出演者:菅恵美子 【ナレーター】田辺智彦(TOSアナウンサー)

制作局テレビ大分(TOS)

次回放送内容

OA:2025.12.07(日)

戦後80年、今年も終戦の夏を迎えた。熊本県八代市坂本町鮎帰(あゆがえり)にある西福寺(浄土真宗本願寺派)の山本隆英住職(87歳)は、その節目にちなんで或る企画を進めていた。夏の法要と合わせて行う戦時資料の展示会だ。布教本、聖典、教団からの手紙、さらに旧陸軍省からの感謝状などお寺に残されていたものだ。この中で、往時の軍国主義を窺わせる象徴的なものが在る。紙芝居の中で、お寺の副住職に赤紙(召集令状)が届く場面は『天皇陛下のお召しだったのであります』と紹介されている。戦意高揚を謀り、教団が国にがんじがらめに宗教統制されている様が垣間見える。戦争を賛美する資料の数々、山本住職は展示会でこれらと戦没者の家々を回り撮り溜めた遺影を紹介した。お寺に法要に来た門徒らは悲痛な面持ちでムラの戦争を感じ取っていた。満州事変に始まり日中戦争から太平洋戦争へと突き進んだ日本は、この十五年戦争で約310万の国民が犠牲になった。ムラでは105人が戦死したと云う。兵隊の命は“一銭五厘”と言われ、ハガキ(召集令状)の値段と同じ値打ちしかないと軽視されたのである。あの戦争から80年、日本人は何を学んだのか。終わりが見えないウクライナ紛争や台湾をめぐる情勢など、世界各地で平和が脅かされている。日本人の誰しもが願っているのは、日本が再び戦争への道に向かわないことだ。番組は、国策に抗うことなく戦争協力していった教団の過去の事実に目を向け、懸命に反戦を唱える山本住職の一念に迫る。

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