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これまでの放送内容

2014年3月23日(日)

祈りのモチーフ~画家 宮崎静夫~

今でも絵を描き続ける戦争体験者の画家・宮崎静夫さん。戦争の不条理さを問い続ける彼の揮う作品への執念に迫る。

熊本市の自宅にアトリエを構える画家の宮崎静夫(86)さんは、今日もキャンバスに向かい絵を描き続ける。ライフワークとなっているのが“死者のために”シリーズで、作品を通して戦争の不条理さを問い続けることだ。宮崎さんが戦争と云う時代の奔流に呑み込まれていったのは、1942年阿蘇の山村から満蒙開拓青少年義勇軍として大陸(満州)に渡った15歳のとき。その後、日本の敗戦とともに、戦後は捕虜となり極寒のシベリアで収容所暮らしを送る事になった。旧満州とシベリアで目に写ったものは病気や飢えで息絶えた仲間たちの十代の死。戦争を知らない世代が増え、平和の尊さが薄れてきている現代、戦争体験者の記憶は平和な未来へ引き継がれる日本人の財産かもしれません。番組では、宮崎さんの鎮魂の想いに触れ、時代に殉じていった青春群像に心を寄せながら、筆を揮う作品への執念に迫る。

出演者:宮崎静夫さん 満蒙開拓青少年義勇軍出身者 【ナレーター】 尾谷いずみ(TKUアナウンサー)

制作局テレビ熊本(TKU)

次回放送内容

OA:2025.06.22(日)

福岡市の中心部、天神に位置する済生会福岡総合病院の救命救急センター。ここに久城正紀という医師がいる。救急車で運ばれてきた様々な患者の処置を行う救急医だ。研修医時代、救急医療の魅力を知った久城医師は済生会福岡総合病院で研鑽を重ね、その後、ドラマ「コード・ブルー」のモデルにもなった千葉県の病院でフライトドクターを務めた。ドクターヘリの搭乗回数は500件を超える。他にも、福岡県での豪雨災害や能登半島地震など、多くの災害医療にも携わってきた救急医療のスペシャリストだ。そんな久城医師が福岡に帰ってきたのは3年前。これまでの経験を地元福岡に還元したいと話す。40歳を迎える今年、彼が目指す救急医療のあり方とは。

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