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これまでの放送内容

2016年4月3日(日)

山間に響く芝居の音~杖立しろうと人情劇団~

熊本の杖立温泉には明治の頃から伝わる芝居がある。地元に住む男衆が演じる芝居はプロ顔負けの出来栄え。移りゆく時代の中、変わらず残る芝居は温泉街の絆を生んでいる。

熊本県阿蘇郡小国町の杖立温泉は、かつては九州各地から団体客がやってくる一大歓楽地だったが、今や同じ小国郷の黒川温泉、大分の湯布院温泉などにおされ、衰退の一途を辿っている。その杖立には明治の頃から伝わる芝居がある。温泉祭りの最大の呼び物「杖立伝承芝居観劇会」である。出演者は旅館の若旦那、地元の駐在所の警察官、薬局の店長など地元に住む男たち。役者の経験がない芝居の素人たちが大分県日田市の橘劇団の指導の下、本番までの1か月は芝居漬けの毎日を送る。かつての活気が失われたかに見える寂れた温泉街、しかし、「杖立伝承芝居観劇会」は残っている。いや、残している。脈々と続く、伝統の芝居を通じてできた住民の絆が、杖立温泉の町おこしにつながる。

出演者:【ナレーション】 玄海竜二

制作局テレビ熊本(TKU)

次回放送内容

OA:2025.10.12(日)

【ぬいぐるみを洗う「思い出の蘇らせ人」】宮崎県宮崎市加江田にある一軒のお店に、全国からたくさんのぬいぐるみがやってくる。そこは「ぬいぐるみのクリーニング屋」。店主の吉永定晴さんは年間800個ものぬいぐるみを洗う。集まるぬいぐるみは誰かの思い出の詰まった宝物ばかり。吉永さんは真心込めて丁寧に洗い、ぬいぐるみと出会った頃の思い出を蘇らせ、持ち主を笑顔にしている。まさに「思い出の蘇らせ人」だ。だが、吉永さんが持ち主の笑顔を見ることはほとんどない。吉永さんの波乱万丈な人生、そして、「顔の見えない」お客さんと、「思い出の蘇らせ人」吉永さんの物語。

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