ページトップ
TNCメニュー

これまでの放送内容

2010年11月28日(日)

フィルムよ甦れ ~昭和初期の一揆映画~

江戸時代の農民一揆を映画化したフィルムが現存します。保存が悪く試写もままならないフィルムを復元しようと試みる人たちと、一揆の指導者の子孫などの思いは…。

製作は昭和初期。軍靴の響きが世を覆う世相下、当時の人たちがお上に対する“造反”にどういう思いを抱きながら映像化を試みたのでしょうか。描いたのは、江戸後期、唐津藩領で起きた「虹の松原一揆」。譜代大名の藩主・水野忠任はこれまでにないほどの重税を布告します。これに反発した農民たちは立ち上がり、2万5千を数える大規模な一揆へと。藩側の手の及ばない天領との境界近くという地の利を活かしながら、非武装・無血で20日間を抗し抜き、藩側から要求を勝ち取りました。そして一揆を指導しのちに処刑された大庄屋、冨田才治はその侠気の行動から今でも地元で“義民”と称えられ、その名は誇り高く語り継がれています。見つかった35ミリのフィルム。1933年(昭和8年)に完成した映画「義民 冨田才治」。しかし80年近くを経たフィルムは、前後の脈絡なく継ぎ接ぎだらけ。サイレント映画で台本もありません。番組ではこのフィルムを何とか復元し、地元の人たちに観てもらおうと奮闘するひとりの老学者の姿を追います。復元を試みる人たちは、このフィルムで、映画が語る本当のストーリーへの証言を得ることを願って活動を続けます。

制作局サガテレビ(STS)

次回放送内容

OA:2024.04.21(日)

外平友佳理さんは北九州市在住の日本でも珍しいフリーランスの獣医師だ。動物園獣医師として20年以上の経験を持ち、ハムスターからライオンまでフリーランスとして多くの動物を診察し、たくさんの病症例を診てきている。現在、7つの動物園や動物飼育施設に依頼されて定期的に通っているが、経験の浅い獣医師しかいないところでは彼女が力を発揮する。若い獣医に対して、少しでも自分の知識と経験が役に立てばと考えている。またフリーランスになってから、個人の依頼も受けることができるようになった。「犬猫しか診ない」と動物病院で断られていた大型のペットも往診に行く。今回、外平さんには大牟田市動物園に気になる動物がいた。高齢のホワイトタイガーが弱ってきていたのだ。また飯塚市のピクニカ共和国と一緒に新しい試みとして1日獣医体験を始めた。そこで出会った小学生の少女が助手になる。“人と動物が共にしあわせに暮らす”という夢を実現するため、歩み続けるさすらい獣医師、外平友佳理さんの3年間を見つめた。

年別アーカイブ

制作局

  • LINEで送る
ページの先頭へ