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これまでの放送内容

2012年7月21日(土)

川に生かされ~八郎さんが見つめたふるさと~

球磨郡球磨村楮木地区は近くに橋がない。川の向こう岸までを結ぶ唯一の手段は、渡し舟。住民のために毎日川辺でお客さんを待つ求广川八郎さんの生活を追った。

球磨郡球磨村楮木地区。球磨川沿いの山間に9世帯20人が住む小さな地域がある。この地に生まれてから84年間ふるさとを見つめてきた求广川八郎さん。近くに橋がない梶木地区では川の向こう岸の駅までを結ぶ唯一の手段が渡し舟。八郎さんは病院通いのお年寄りや買い物客の為に一日川辺の小さな小屋でお客さんを待つ。かつては1日何十人も渡したという八郎さんの渡し舟だが今は1日2人から3人、1人もいない日もある。撤去が決まった下流のダムが放水を始め、満々と水をたたえていた球磨川の水位も大きく低下した。80歳を超えた八郎さんを気遣う妻のハルコさん。後を引き継ぐ人が見つからない中で「自分がしないと・・」とぽつりとこぼす八郎さん。今日も小屋の中から1時間に1本の列車の到着を気にかける。そんな故郷の生活を支える八郎さんの生活を見つめた。

出演者:求广川八郎 求广川ハルコ 【ナレーション】 寺田菜々海(TKUアナウンサー)

制作局テレビ熊本(TKU)

次回放送内容

OA:2024.10.06(日)

2011年3月11日東日本大震災。福島第一原子力発電所がある福島県は、放射線災害の被害も重なり広範囲の避難となりました。その福島にすぐに支援に入ったのが、長長崎大学の教授で、医師の高村昇さんです。高村さんは、被ばく医療の専門チームの中心人物で、被爆地・長崎だからこそ培ってきた技術や知識をもって、現地の支援にあたっています。「被爆地・長崎、そしてチョルノービリで学んだ知識を福島の人たちのために生かす―。」 13年に渡り被災住民に寄り添ってきた長崎の医師を取材しました。

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