ページトップ
TNCメニュー

これまでの放送内容

2009年8月30日(日)

ぼくたちのせんせい 旅に出る ~画家 軍嶋龍樹 14年間の記録~

福岡市内の幼稚園で、子どもたちに絵を教えている画家がいる。軍嶋龍樹さん(43歳)。脳性まひによる肢体不自由・言語障がい・難聴という3つの障がいと共に生きている。

龍樹さんは、言葉はひとことも話さないのに、子どもたちから驚くような力を引き出し、いきいきとした絵を描かせる。
龍樹さんは1966年、福岡市南区で浄土宗の寺・正法寺の長男に生まれた。母・建子(たけこ)さんは龍樹さんを「自分のことは自分でできるように」と厳しく育てた。そして龍樹さんの絵に対する情熱と才能にいち早く気づいたのも、建子さんだった。12歳で画家・三浦吉十さんに師事、のびのびと才能を開花させた龍樹さん。温かい色使いと優しいタッチ、切ないほどの愛情にあふれた家族の肖像で、20歳の頃には既に多くのファンをもつ画家として活躍していた。

ところが30歳を過ぎる頃、病魔が彼を襲う。手足がしびれ、命すら危ぶまれた。大手術により一命をとりとめたものの、手術から1年経っても2年経っても、なぜか龍樹さんは全く絵を描けないでいた。頼まれて子どもたちに絵を教えるようになったのはそんな時だった。
ひとりの画家の14年間の記録…その道のりは決して平坦ではない。絵を描く喜びを失い、かけがえのない人を失い、それでも生きる喜びに満ちて歩き続ける。そして今、彼は1人車いすで旅に出た。その行き先とは…!

制作局テレビ西日本(TNC)

次回放送内容

OA:2025.09.21(日)

太平洋戦争末期に制作・公開された、戦時下の福岡を舞台とした映画「陸軍」。陸軍省後援の、いわゆるプロパガンダ映画だ。監督として白羽の矢が立ったのは「二十四の瞳」など、後に数々の名作を手がけることになる木下惠介。“戦意高揚”を目的とした映画だが、“反戦”とも伺えるシーンを忍ばせる。この映画には、福岡などから召集された本物の陸軍部隊・通称「〇ト部隊」が出演していた。沿道で多くの人々が国旗を振った、盛大な行軍シーン撮影。しかし、実際の出陣は映画とは大きくかけ離れたものだった。その後、戦地・フィリピンで地獄の「飢餓戦」を余儀なくされ大半が戦死した「〇ト部隊」。兵士たちの最後の叫びとは…

年別アーカイブ

制作局

  • LINEで送る
ページの先頭へ