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これまでの放送内容

2009年9月6日(日)

ダービーマッチ ~「熱い男」それぞれの直接対決~

ダービーマッチとはイギリス中部のダービーシャー地方のライバルチームが競い合う因縁の対決から命名された試合のこと。

ダービーマッチとはイギリス中部のダービーシャー地方のライバルチームが競い合う因縁の対決から命名された試合のこと。Jリーグの中にも、東京ダービー、さいたまダービー、静岡ダービーなどさまざまなダービーマッチがファンを魅了している。九州では、サガン鳥栖とアビスパ福岡の試合こそ因縁のダービーマッチと言えるものである。サガン鳥栖とアビスパ福岡Jリーグの発足当初、草の根から立ち上がったサガン鳥栖と、豊富な資金をバックに藤枝の球団を買収し移転してきたアビスパ福岡。2つのチームは、ともにお互いをライバル視し激しいダービーマッチを戦ってきた。そして、長い時間をかけ地元に浸透しながらも昇格には今一歩涙を飲んでいるサガンと、J1からの降格後長く低迷にあえぐアビスパ。この2チームに、不思議な縁でつながった2人がいる。

今の僕は、あの時の起用してくれた岸野さんのお陰(布部談)

サガン鳥栖の監督岸野と去年アビスパを退団した布部だ。ヴェルディ時代、出場機会の少なかった布部は岸野監督代行に出場チャンスを与えてくれるよう直訴。岸野は布部をスタメンで起用し、その後レギュラー定着し現在に至る。布部はこの恩を忘れないという。二人のキーワードは熱い

ヴェルディで師弟関係だった二人が今シーズン、ライバルチームの指導者、フロントとして立場が違えど合間見えることになった。ともに、J1での激しい試合を戦い抜いてきた2人だけに、今のお互いのチーム状況には、満足していない。どう今の状況を打開していこうとしているのか?二人の理想のチームとは?チームの強化とは?
J1で戦うチームを作るために彼らがやろうとしていることは?
二人のシーズンをともに追いながら、サガンとアビスパのダービーマッチを交え、チームの動向そして2人の動向を立体的に描いていく。今シーズンの最終戦、2人にきっとクライマックスが待っている。
放送は、前半のダービーマッチを終えた8月と、シーズン終了後にまとめた放送の2回を予定。
番組はTNCテレビ西日本とSTSサガテレビの共同で制作する。

制作局テレビ西日本(TNC)

次回放送内容

OA:2025.12.07(日)

戦後80年、今年も終戦の夏を迎えた。熊本県八代市坂本町鮎帰(あゆがえり)にある西福寺(浄土真宗本願寺派)の山本隆英住職(87歳)は、その節目にちなんで或る企画を進めていた。夏の法要と合わせて行う戦時資料の展示会だ。布教本、聖典、教団からの手紙、さらに旧陸軍省からの感謝状などお寺に残されていたものだ。この中で、往時の軍国主義を窺わせる象徴的なものが在る。紙芝居の中で、お寺の副住職に赤紙(召集令状)が届く場面は『天皇陛下のお召しだったのであります』と紹介されている。戦意高揚を謀り、教団が国にがんじがらめに宗教統制されている様が垣間見える。戦争を賛美する資料の数々、山本住職は展示会でこれらと戦没者の家々を回り撮り溜めた遺影を紹介した。お寺に法要に来た門徒らは悲痛な面持ちでムラの戦争を感じ取っていた。満州事変に始まり日中戦争から太平洋戦争へと突き進んだ日本は、この十五年戦争で約310万の国民が犠牲になった。ムラでは105人が戦死したと云う。兵隊の命は“一銭五厘”と言われ、ハガキ(召集令状)の値段と同じ値打ちしかないと軽視されたのである。あの戦争から80年、日本人は何を学んだのか。終わりが見えないウクライナ紛争や台湾をめぐる情勢など、世界各地で平和が脅かされている。日本人の誰しもが願っているのは、日本が再び戦争への道に向かわないことだ。番組は、国策に抗うことなく戦争協力していった教団の過去の事実に目を向け、懸命に反戦を唱える山本住職の一念に迫る。

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