ページトップ
TNCメニュー

これまでの放送内容

2017年1月8日(日)

サムネイル

走る まもる つなぐ~加計呂麻バスの1日~

奄美大島の南に浮かぶ加計呂麻島。人口1300人・高齢化率およそ50%の島で暮らす人々の生活の足となっているのが島内にたった一つの公共交通機関“加計呂麻バス”だ。

 鹿児島県本土から南へ450キロ。奄美大島の南に浮かぶ加計呂麻島。人口1300人・高齢化率およそ50%の島で暮らす人々の生活の足となっているのが加計呂麻バス。島内にたった一つしかない公共交通機関だ。
バスは、加計呂麻島の玄関口である瀬相港を拠点としている。フェリーから乗客が降りてくると、その荷物を運び、段差があれば手を貸している人々の姿が。バスの乗務員である。乗務員たちの仕事は、単に運転をするだけにはとどまらない。早朝のフェリーで運ばれてくる新聞を集落に配ることから1日がスタート。昔は3日遅れできていた新聞もバスのおかげでその日に読めている。バスに乗らなくても、家の近くのバス停まで荷物を運び、手を上げたらバス停でないところであっても乗せ、行きたいところで降ろしてくれる。ちょっとしたお遣いにまで走る。島民の生活には欠かせない存在である。しかしながら、人口減少により収入は少なく苦しい経営が続いていると社長の林範孝さんは言う。補助金をもらいながらも、それを1円でも減らす努力を惜しまない乗務員たち。バスはなんとガムテープで修理!厳しい状況ながら明るい笑顔を絶やさず島を走り回っているバスを支えるのは、島民からの感謝の気持ちだった。
 加計呂麻バスの姿を追い、現代社会が忘れかけているぬくもりを伝える。

出演者:【ナレーター】 山上真実(KTS)

制作局鹿児島テレビ放送(KTS)

次回放送内容

OA:2025.10.19(日)

鹿児島市にある出版社、ラグーナ出版。ここで作られる本が密かに注目を集めている。雑誌「シナプスの笑い」。掲載する詩や小説などの文芸作品が人気を呼び、20年間愛され続けてきた。実はこの本、精神疾患を抱える人たちが企画から編集まで全てを担っている。従業員44人のうち精神疾患を抱える人の割合は約8割。彼らは心の病とともに生き、本を作り続ける。彼らは、なぜ本を作るのか―。これは、鹿児島の雑居ビルの一角で“社会を変えたい”と懸命に生きる人々の物語。

年別アーカイブ

制作局

  • LINEで送る
ページの先頭へ