ページトップ
TNCメニュー

これまでの放送内容

2017年5月21日(日)

サムネイル

阿蘇神社 雄姿をふたたび

今回の熊本地震で倒壊した阿蘇神社。被害の様子や地元の人々の生の声を映像にし配信することで、1日も早い再建を願う地元の映像クリエイターの姿を追った。

2度の最大震度7を観測、甚大な被害が発生した熊本地震。多くの家屋やビルが倒壊したほか、各地で土砂崩れや道路崩壊などの被害が報告されている。この地震では、熊本城をはじめ、歴史的建造物にも深い爪痕を残した。阿蘇市では、阿蘇神社の楼門(国指定重要文化財)と拝殿が全壊、三つの神殿(国指定重要文化財)も大きく破損している。高さ18メートルの楼門は江戸時代末期に造られた「日本三大楼門」の一つで、阿蘇地域の象徴的存在となっている。これらの再建には、10年の歳月と20億円程度の費用がかかると言われる中、「映像による阿蘇神社再建プロジェクト」が立ち上がった。中心となるのは中島昌彦氏(35)、アメリカで映画専門の大学に留学後、東京のテレビ局での仕事を経て2016年の3月、一時帰省中に今回の地震に遭遇、阿蘇神社の変わり果てた姿を目の当たりにし心を痛めた。中島氏にはもう一つ、阿蘇神社再建に対する熱い思いがある。それは、86歳になる祖母の存在だ。祖母は、阿蘇神社で結婚式をあげた最初の夫婦だった。阿蘇神社が心の支えとなっていたと言う。病気がちだった母に代わり、祖母が中島氏の成長を見守ってきた。その祖母に「生きているうちに再建した阿蘇神社をみせてあげたい」それが中島氏の原動力となっている。

出演者:【ナレーター】 熊本竜太(TKUアナウンサー)

制作局テレビ熊本(TKU)

次回放送内容

OA:2025.10.19(日)

鹿児島市にある出版社、ラグーナ出版。ここで作られる本が密かに注目を集めている。雑誌「シナプスの笑い」。掲載する詩や小説などの文芸作品が人気を呼び、20年間愛され続けてきた。実はこの本、精神疾患を抱える人たちが企画から編集まで全てを担っている。従業員44人のうち精神疾患を抱える人の割合は約8割。彼らは心の病とともに生き、本を作り続ける。彼らは、なぜ本を作るのか―。これは、鹿児島の雑居ビルの一角で“社会を変えたい”と懸命に生きる人々の物語。

年別アーカイブ

制作局

  • LINEで送る
ページの先頭へ