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これまでの放送内容

2010年2月28日(日)

終わらない日々 ~薬物依存女性の挑戦~

鹿児島市の雑居ビルに、去年3月、ある施設が開所した。薬物依存症のリハビリ施設、「鹿児島ダルク」だ。ダルクは全国に40カ所以上あるが、スタッフは全員、薬物使用経験者。鹿児島ダルクの代表を務めるのは、戸山実香さん(27)。

戸山さんは、小学生のときに睡眠薬を乱用し、その後、大麻やシンナーに手を出し、高校生のときに覚せい剤を使い始めた。最初は、気持ち良かったが、覚せい剤をやめたくてもやめられないようになり、やがて食事もとれず、水も飲めない状態なってしまった。ただ水を吸うことしかできなくなった戸山さんは、17歳のとき、宮崎ダルクに入り、薬物をやめ続けている。宮崎ダルクでスタッフになり、社会に恩返しをと考えた戸山さんは、鹿児島にもダルクの必要性を感じ、去年3月に鹿児島ダルクの開所にこぎつけた。一度でも使ったら、再び使いたくなってしまうという薬物。薬物依存症になると、薬物を一生、使わない状態を続けることでしか完治できない。戸山さんも、現在、およそ10年間、薬物を使っていないが、今でも薬物を使いたくなったり、使っているような感覚に襲われたりすることがあるという。
番組では、戸山さん自身が薬物依存症と闘いながら、薬物依存者のために活動する姿を追う。

制作局:鹿児島テレビ放送(KTS)

次回放送内容

OA:2026.10.11(日)

100 年前の1926年、現在の熊本県山鹿市鹿本町で、15歳の芹川文彰( せりかわ・ぶんしょう) さんが無声映画『実録 忠臣蔵』(1926 年公開) を鑑賞。その記憶を頼りに3 年をかけて、映画を丸ごと絵で再現したペン画集を作った。迫力あふれるタッチ、フキダシの中のセリフ、スピード感の描写などはまるでマンガのようだ。約500 コマ、160 ページにも及ぶ。しかし、それは家族以外の誰の目にふれることもなく、実家に眠っていた。芹川さんは東京の美術学校に進学し、病気のために中退。熊本に帰り、人付き合いはほとんどせず、実家で絵を描いて暮らした。最後の4年間は入院し、そこで描いた絵を病院のスタッフに全て譲り、73歳で亡くなった。2020年、伯父・文彰の遺品であるペン画集を芹川英治( えいじ) さんに見せてもらった元新聞記者の松尾 正一( まつお・しょういち) さんは驚き、京都の『おもちゃ映画ミュージアム』に見てもらった。偶然にもそこには、元の映画の66分短縮版フィルムが寄贈されていた。文彰さんのペン画集はそれを補完する映画史の資料として、また、マンガ史を語る上で貴重な資料とされている。ペン画集は「キネマ画」と名付けられ、2021年と2024年にそれぞれ京都で活動写真弁士・坂本頼光さんとピアニストの天宮遥さんによって上演され、絶賛された。そして、熊本市でも2025年12月14日、赤穂浪士討ち入りの日に活弁上演会を開催。300 席の会場は満席となり、90分に及ぶ大迫力の活弁と情感あふれるピアノ演奏で大成功を収めた。番組では芹川文彰さんが描いたキネマ画『忠臣蔵』の魅力を伝え、それをよみがえらせるために奔走する人々の思いを見つめる。

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