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これまでの放送内容

2010年9月26日(日)

ながさき市場物語

長崎県長崎市。長崎市内には多くの市場があります。昔ながらの対面販売で、どことなくホッとする場所です。

そんな市場の風景も大型店舗やコンビニの進出で変わりつつあります。お客さんと店主が笑い合う場所、そこには新たな息吹も生まれようとしています。

野菜から鮮魚まで揃う店、元気村。

店長を務める古賀桃歌さん(28)は、3年前に実家の青果店を継ぎました。対面販売による商売、そこに桃歌さんは魅せられ、昔気質の父親とぶつかりながらも、新しい提案を出し続けています。一方で、数年の間に姿を消そうとしている大黒市場。昔ながらのお客さんへの配達で、地域に根付いている館内市場。番組では、そうした市場の風景を眺めながら、市場の良さを見つめ直します。

時代とともに姿を変えながらも買い物客の社交場・市場には、温かな時間が流れています。

制作局テレビ長崎(KTN)

次回放送内容

OA:2025.12.07(日)

戦後80年、今年も終戦の夏を迎えた。熊本県八代市坂本町鮎帰(あゆがえり)にある西福寺(浄土真宗本願寺派)の山本隆英住職(87歳)は、その節目にちなんで或る企画を進めていた。夏の法要と合わせて行う戦時資料の展示会だ。布教本、聖典、教団からの手紙、さらに旧陸軍省からの感謝状などお寺に残されていたものだ。この中で、往時の軍国主義を窺わせる象徴的なものが在る。紙芝居の中で、お寺の副住職に赤紙(召集令状)が届く場面は『天皇陛下のお召しだったのであります』と紹介されている。戦意高揚を謀り、教団が国にがんじがらめに宗教統制されている様が垣間見える。戦争を賛美する資料の数々、山本住職は展示会でこれらと戦没者の家々を回り撮り溜めた遺影を紹介した。お寺に法要に来た門徒らは悲痛な面持ちでムラの戦争を感じ取っていた。満州事変に始まり日中戦争から太平洋戦争へと突き進んだ日本は、この十五年戦争で約310万の国民が犠牲になった。ムラでは105人が戦死したと云う。兵隊の命は“一銭五厘”と言われ、ハガキ(召集令状)の値段と同じ値打ちしかないと軽視されたのである。あの戦争から80年、日本人は何を学んだのか。終わりが見えないウクライナ紛争や台湾をめぐる情勢など、世界各地で平和が脅かされている。日本人の誰しもが願っているのは、日本が再び戦争への道に向かわないことだ。番組は、国策に抗うことなく戦争協力していった教団の過去の事実に目を向け、懸命に反戦を唱える山本住職の一念に迫る。

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