スキンヘッドで迫力のティー打撃 離脱4カ月半、ソフトバンクの優良助っ人グラシアルはいま

2021年09月21日

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 残り30試合を切って4位から浮上できず連覇が遠のいたソフトバンクはクライマックスシリーズ(CS)進出が現実的な目標となった。開幕から投打で続出した故障者のうち、投手陣はここへきて森、モイネロらが相次いで復帰。ようやく「勝利の方程式」の本来の形が戻ってきた。一方で打線は5月に離脱したグラシアルがいまだにリハビリ中。実戦復帰もできないまま9月を終えようとしている。

 4番で出場していた5月8日のプレー中に右手の複数の指を負傷。当初発表では3週間程度の患部固定で遅くても後半戦には間に合うと見られたが、首脳陣が想定していた以上の長さの離脱となった。そのグラシアルはいまどうしているのか。9月21日、福岡・筑後でリハビリ中の大砲をTNCのカメラが撮影した。

 アンダーシャツの上からでもはっきりと分かる筋骨隆々な肉体でランニングやキャッチボールなど軽めのメニューをこなすと、約30分間のティー打撃。迫力あるスキンヘッドで、表情を変えることなく黙々と力強いスイングを繰り返した。

 骨折、じん帯損傷など負傷した部分そのものは完治しているというが、復帰が遅れている理由は患部が固まって動かないこと。リハビリ担当の斉藤コーチは「状態的には横ばい。良くはなっているが、なかなか思うようには動かない」と説明する。ティー打撃のスイングも力強さは感じさせるものの、フリー打撃など本格的な練習に移行できる状態ではないようだ。

 現状は可動域の訓練しかしていない。斉藤コーチは「けが自体は治っている。満足なバッティングがなかなかできていないのに無理にはやりたくないということなので、そこはちょっとずつ見極めながら」とした上で、フリー打撃再開、実戦復帰などの時期については「今の時点ではめどがたっているわけではない」と話した。

 周囲の誰もが認める真面目さゆえに時間がかかっているとみられ、現実的に残り1カ月となったレギュラーシーズン中の復帰は極めて厳しい状況。ポストシーズンでの復帰を目指して調整を進めることになりそうだ。

 (TNC「ももスポ」21日オンエア・YouTube「ももスポチャンネル」より/取材=仲村信太郎)

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