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番組審議会から

第683回番組審議会

議  題 『FNSソフト工場 令和の開封バラエティ!?その封印、解いてみた!』
出席委員(レポート提出含む) 森   亨 弘 委員長
横 尾  誠  副委員長
中 村 ク ミ 委員
太 田 宏 昭 委員
岡 田 絵梨奈 委員
宍 道  亮  委員
吉 谷 尚 子 委員
田 中 規 平 委員
加 藤 貴 亮 委員
封印の奥には、面白いことがある!
過去の夢と情熱を令和の最新技術で復活させるリベンジバラエティ!
かつてさまざまな事情で断念したアイデアやネタの復活に挑む人々に密着し、その奮闘の舞台裏を追いました。チロルチョコの開発チームは、社長の判断で封印された幻の味の商品化に、最新技術を駆使して再挑戦。家電メーカー「サンコー」では、開発者が「掃除機にもなるドライヤー」に最新技術とアイデアを結集し、リベンジに挑みました。さらに、トム・ブラウンは、コンプライアンス時代に封印された「幻の勝負ネタ」を令和版へ大幅にリメイクしました。

委員からは

  • 過去に封印されたものを現在に改めて復活させるという番組コンセプト自体はおもしろく、興味を持って見ることができた
  • タイトルにある「封印」という言葉は、単純に昔を懐かしむという観点ではなく、単語の響きがすごくいいと感じた
  • 商品開発とお笑いという異なる観点のものを構成でつないだ点は非常に興味深く、飽きずに見ることができた
  • バラエティとしての楽しさを保ちつつ、開発の真剣な部分も伝わってきてバランス感が非常によかった
  • 出演者のアンタッチャブルは進行に徹すると非常にいい役回りで、ゆうちゃみも普段の明るいイメージとは違ってリアクションなどもすごくよかった
  • MCの二人が視聴者の疑問や感想を代弁するコメントやツッコミを入れることで、番組を分かりやすくしていた
  • 番組の冒頭で紹介されたドミノ・ピザやドムドムハンバーガーの話のほうがもっと詳しく見たいと感じて、番組の途中から物足りなさを感じた
  • チロルチョコの企画では、過去に商品化されなかった理由を踏まえ、現在の商品開発の視点から改良していく過程がとても分かりやすかった
  • 普段見ることのできない製造技術など、商品開発の裏側を興味深く楽しめた
  • 平成的な担当者から令和的な担当者へ引き継いで新技術で挑み、社長へ再プレゼンする一連の流れが良かった
  • 開発担当者がこだわる味の理由や、当初の商品化を難しくした問題がどのように解決できたのかが分かりにくかった
  • 社内だけで商品開発が完結していたので、外部の専門家などの意見を取り入れると厚みが出たのではないか
  • 商品開発は最終的に商品化に至らなかったが、視聴者が実際に手に取ることができないのは話題性に欠けるのではないか
  • 掃除機になるドライヤーの企画では、メーカーの技術の高さや開発力が十分伝わってきた
  • 定年を控えた開発者が、過去にボツになった商品を完成させたいというストーリー自体はとてもおもしろかった
  • 掃除機にもなるドライヤーという完成品に対し、商品としての魅力を感じにくく、想定する顧客のニーズも見えづらかった
  • 過去の経緯や今回の工夫が分からないまま終わったため、開発者の再挑戦への思いをしっかり取り上げてほしかった
  • 企業のイメージアップにあまり貢献できておらず、逆にイメージダウンにならなかったかと心配した
  • ドライヤーと掃除機を組み合わせる発想自体は理にかなっていると思うが、類似の商品もあるので、事前に調査したほうがよかったのではないか
  • トム・ブラウンのコーナーは、単なるお笑いの企画というより、時代による価値観や表現の変化を考える題材として意味があった
  • お笑いネタは商品開発の企画と違って封印された理由が明確で、見ていてすっきりした
  • 舞台とテレビでのコンプライアンスレベルの違いが伝わり、過去の表現を現代向けにアレンジする試行錯誤の過程は興味深かった
  • コンプライアンス上の理由で封印されたネタを現在のテレビ向けに修正する発想自体はおもしろいが、同じネタの繰り返しでやや単調だった
  • 修正の過程を何度も見せられるより、完成したおもしろいものをテンポよく見せるのがコントの本来の姿だと思う
  • 過激なネタを何度もモザイクを入れながら見せられることには、コンセプトに疑問を感じたが、令和的な材料でネタを変えてみるというやり方もったのでは
  • テレビにおけるコンプライアンスや過激な表現の許容範囲、配信やライブとの違いについて考えさせられる内容だった
  • 失敗や断念を単なるお笑いとして扱うのではなく、未来へつながっていくような形で描いていたことに共感した
  • テレビの公共的な部分がクローズアップされている現在、あえてこのような企画を放送した意図はどういうものか疑問に感じた
  • 封印の奥におもしろいものがあるという企画意図は興味深いが、封印されたものにはそれなりに封印された理由もあると改めて感じた

などのご意見・ご質問を頂きました。

局からは

  • 商品開発の企業選定では、開発者がどれだけリベンジしたいという熱意を持っているかを重視し、その情熱が強かった会社を選んだ
  • チロルチョコの企画も本当は成功して販売できると思っていたが、開発者や社長の情熱により、発売の確率5パーセントというリアルな結果が出た
  • 「ソフト工場」は系列のコンペで企画書を出して勝ち取る番組で、ディレクターや演出の情熱が今回の企画のきっかけとなった
  • 取材の中で世に出ていない開発秘話を知り、一回封印されたものを表に出す良い機会になればと考えて企画した
  • 企画がボツになるのは企業が見せたくない恥部かもしれないと懸念したが、実際には出したいという声があり、リアルな形を優先した
  • 宝塚の場面はコンプライアンスに引っかかるという認識がなく、明確なポイントを作ることに注力するあまり、冒頭でオチをつけるところまで考えられなかった
  • 笑い声の増幅は今回の作業上の理由であり、東京の制作会社のバラエティチームが担当したことで増幅した笑い声が入った経緯がある
  • タイトルに「令和」とあえて付けた背景には、テレビの見られ方が時代で変わる中で自分たちが臆せず挑戦すべきという思いがあった
  • トム・ブラウンは劇場とテレビの違いを伝えるお笑いとしておもしろく、アンタッチャブルとも相性が良いと考え選定した
  • 世の中には封印されたものがいろいろあるため、そうしたものに光を当てたいという思いが強く、今後も精査して頑張っていきたい

などの説明をしました。

番組審議会事務局より

  • 視聴者レスポンスについて
    2026年7月、8月に寄せられた視聴者のご意見やお問合せなどの件数および特徴を書面にまとめてご報告しました。

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