天気情報・TNC NEWS

番組審議会から

第684回番組審議会

議  題 『福岡NEWSファイル CUBE』
2026年8月29日(土) 9時55分~11時15分
出席委員(レポート提出含む) 森   亨 弘 委員長
横 尾  誠  副委員長
中 村 ク ミ 委員
太 田 宏 昭 委員
岡 田 絵梨奈 委員
吉 谷 尚 子 委員
田 中 規 平 委員
加 藤 貴 亮 委員
草 場  心  委員
「福岡NEWSファイル CUBE」は、“福岡の今”を深く、多面的に伝える報道番組です。政治・経済から暮らし、文化、スポーツまで、さまざまな分野のスペシャリストとともに独自の視点で分析し、より新鮮で役立つ情報をお届けしています。
8月29日放送回では、「揺れる福岡県政スペシャル」として、福岡県議会の重鎮・蔵内勇夫氏の突然の議員辞職を取り上げました。一連の対応に県民の批判が高まる中での辞職表明に、福岡政界には大きな波紋が広がり、服部知事は「重く大きな決断をされた」とコメントしました。金銭授受疑惑や高額な海外視察など、福岡県を揺るがす問題が残される中、議員辞職という決断の裏側で一体何があったのか。福岡県政界で長年、絶大な影響力を誇ってきた「蔵内王国」の光と影に迫りました。

委員からは

  • 地元の有権者の声について、批判的な声だけではなく、いろいろな意見を取り上げていて、一面的な構成にならないように努めていた点を評価したい。
  • 蔵内氏の福岡県政における軌跡が、コンパクトにわかりやすく説明されており、県民のインタビューも、怒りの声だけではなく、擁護派の意見もあり、賛否両論を取り上げていて、報道として信頼がおける構成だったと感じた。
  • 福岡県議会の問題は、得てして一方的に糾弾するような形になりがちだが、よい意見なども踏まえて中立的にしようという姿勢が感じられた。
  • 高市総理の行動を次期選挙のためと決めつけるのは、いささか一面的な見方で、批判ありきの報道という印象を受けた。
  • 2015年の県連の会合で、麻生氏が蔵内氏に対して、まるで「どけ」と言わんばかりに席を立ったという場面について、映像を見た限りでは、そこまで威圧的な印象は受けず、少し誇張されているのではないかと感じた。
  • CM明けに高島市長の市長選不出馬のニュースに切り替わる際、何か高島氏に問題があったかのようなCM前のフリに違和感があった。その後には出馬しないというニュースになったが、混同しないかと気にかかった。
  • 地元住民の声を聞いたり、関係者の証言を交えたりしながら、記者が問題の背景や今後の県政への影響を鋭く解説していた点が特に印象的で、まさに徹底的に深掘りされていて、表題どおりの内容だった。
  • 「裏側で何が」ということに対する答えが、もう少しまとめて示されるとわかりやすかった。いろいろな事柄に対する配慮や自民党内での動きが背景にあることはコメントからわかったが、それが決定的なものであるというところまでは明確になっていなかった。
  • 蔵内氏が権力を掌握していく姿が映像で象徴的によく描かれていたが、蔵内氏の何があの権力を呼び寄せたのかが最後までわからなかった。
  • 蔵内氏と県との関係や、これまで県議としてどういう成果を上げたのか、地域とどう関わってきたのかといった点も含めて報道してもらえると、もう少し理解が進んだ。
  • 蔵内氏の政治人生や政治観がどのように形成されてきたのか、過去のアーカイブを非常に上手に使いながら、転機をしっかりと描いていた点に感心した。
  • 川崎健太記者が中尾氏に対して直接問いかけた場面がとても印象に残り、局としてしっかりと問題意識を持って取材しているという印象を受けた。
  • これまでの取材の状況などがあまり出ていなかったが、そこも取り上げることで、取材が契機となって今回の問題が明るみに出て、それが福岡の今後の発展につながると感じられる内容になったと思う。
  • 川崎記者にもっと喋らせてほしかった。まさに当事者の中の当事者だと思っているので、川崎記者も山口氏と同じぐらいのコメンテーターとしての扱いでもよかったのではないか。もうちょっと生の声を伺いたかった。
  • ワンヘルス事業について、単に疑惑を追及するだけではなく、その意義に触れるなど、多角的な視点も取り入れて構成されていた。
  • 一部の批判や声だけではなく、実際に活動している方の意見や活動の様子をしっかり時間を取って伝えていたところはたいへんよかった。
  • コメンテーターが西日本新聞の東京の報道の方なので、中央からの見方などをもう少し詳しく述べてもらうと、より理解が深まったのではないか。
  • 全体的に重いテーマだったが、流れがよく整理され、複雑な問題について論点ごとにテロップや図表が効果的に使われ、視聴者の理解を助ける工夫がなされていた。
  • 福岡のことを知らない人がこの番組を見ても、こういうことが起きていたということがわかるように、これまでの経緯としてしっかりまとまっていて、総集編的な要素をしっかりと提供していた。
  • あらためて1時間半近くじっくり見ると、意外に繰り返しが多いと感じた。理由はあると思うが、CM明けなどで、またここから始まると感じたのが正直なところ。
  • 福岡県政の話が終わったあとに、田久保アナウンサーが「まだまだ続きます」と言われたが、実際には続かず、全然違うマスカットの話だった。番組がこれで終わりではないという意味もあると思うが、そのときは「続いては何々の話題です」といった表現に変えたほうがよかったのではないか。

などのご意見・ご質問を頂きました。

局からは

  • 『CUBE』では、7月から毎週、県政の問題を取り上げており、今回の放送では、その延長線上で、いろいろな問題を総ざらいし、わかりやすく伝えることを想定していた。
  • 節目となるその週に蔵内氏の辞職のニュースが入ってきたため、短い時間でできるだけのことをやった。
  • 蔵内氏の議員辞職について、「決断の裏側に何があったのか」は、その週における最大の疑問であり、それを見出しにした。
  • 蔵内氏本人が会見を開いていない中で、これまでの歴史や経緯、その裏にある国政の動きなどを並べることによって、その背景を匂わせるところで踏みとどまった。
  • CM前のフリの「まだまだ続きます」はご指摘のとおりで、もう少し改善できるように考えていきたい。
  • 来年春には統一地方選挙もあり、視聴者も自分のこととして見ているので、その判断材料を提供できるよう、ウィークリーで落ち着いて見られるニュース番組を目指していきたい。

などの説明をしました。

番組審議会事務局より

  • 2026年度上期 番組種別分類・CM放送時間量の報告について
    2026年度上期に放送した番組の種別と放送時間、CM放送時間量、および2026年10月期の基本番組表の番組種別について書面にまとめてご説明し、委員のご了承をいただきました。
  • 2026年10月期 青少年推奨番組について
    2026年10月期の青少年推奨番組をご説明しました。
  • 視聴者レスポンスについて
    2026年9月に寄せられた視聴者のご意見やお問合せなどの件数および特徴を書面にまとめてご報告しました。
  • 民間放送全国大会について
    2026年11月10日に開催される「第74回民間放送全国大会」の配信についてご案内しました。

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