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これまでの放送内容

2012年2月5日(日)

ムラの生命(いのち) ~いま、世界に芽吹く一村一品~

平松守彦氏(87)は、大分県知事時代に村おこしの手法として提唱した「一村一品運動」の旗手として、退任後も世界各地でこの運動の導入に力を注いでいる。

「一村一品運動」は、知事就任直後の1980年に大分県内において市町村ごとの特産品を育てることで地域の活性化を狙った地域振興運動。農産品などの地域ブランド商品が数々生み出され、1.5次産業・産品の育成、地域リーダーの発掘・育成、大型イベントの誘致など輝かしい成功により、当時は全国的にはほぼ無名であった「大分県」の名は全国区に昇り「地方分権の旗手」ともてはやされた。

行政のトップリーダーとして「一村一品運動」による村おこしを引っ張ってきた平松氏は、退任してすでに8年が経過した現在も、村おこしの代名詞ともなったこの運動を世界各地に広める活動をし続けている。「一村一品」の名は、在任中にすでに橋渡しをしていた中国・マレーシアなどのアジア圏だけでなく遠く経済発展を待ち望むアフリカ各国や貧困に悩む中南米にもとどろき、今や完全に「世界ブランド」に成長した。平松氏の主宰するNPO法人「大分一村一品国際交流推進協会」には、毎月のように世界各国の訪問団が村おこしのヒントを求めてやって来るという。87歳の高齢にもかかわらず、今なお地域の活性化という永遠のテーマに挑み続ける平松氏の活動をあらためて記録するとともに、大分の名を全国にとどろかしめた「一村一品運動」をあらためて考える。

制作局テレビ大分(TOS)

次回放送内容

OA:2025.08.17(日)

太平洋戦争末期の1944年、地上戦が迫っていた沖縄。国は、戦闘の足手まといになるとして、沖縄の子どもたちを九州へと移動させる「学童疎開」を推し進めました。親元を離れ、九州各県へと向かった子どもたちを待ち受けていたのは貧しい暮らしでした。当時の記憶を次の世代につないでいくために、去年、沖縄では学童疎開を追体験する研修が企画されました。県内の小学5・6年生が参加したなか、特別な想いを抱いて研修に臨んだのが眞榮城百恵さん(11)です。百恵さんのひいおばあちゃん、糸数裕子さん(享年97)は学童疎開の引率教師として、終戦まで宮崎に身を寄せ苦労の日々を送った体験がありました。ひいおばあちゃんの過去や当時の子どもたちのことを知りたいと、百恵さんは宮崎の地を訪れたのでした。

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