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これまでの放送内容

2016年4月17日(日)

ばんざい岩~奄美大島の戦争~

鹿児島県奄美大島本島の北の集落・佐仁。太平洋戦争中、出征兵を見送った神石がある。終戦から70年を迎えた今年、この“ばんざい岩”の記憶をたどる。

 奄美大島本島の北の集落・佐仁。“島唄と踊りは佐仁に行け”と言われるぐらい島唄が盛んな集落である。その集落の入り口に大きな岩がある。集落の人々はこの岩を“ばんざい岩”と呼ぶ。太平洋戦争中、佐仁集落からも多くの若者たちが戦地へと向かった。“ばんざい岩”が見える集落側の砂浜には、若者を送り出す家族と親戚、集落の人々が、出征する若者は“ばんざい岩”に立ち、ふるさとの風景を心に刻むのである。集落の唄者がオコレコレ(送るという意味)という出征兵を送る島唄を歌い始める。最後は砂浜の集落の人々が一斉にばんざいを始め、若者の姿が見えなくなるまで続いたという。終戦から70年を迎えた今年、当時を語れる人は数人だけである。番組では出征経験のある福忠勇さん(89)と、3歳のとき母親に抱かれて出征兵を送った前田和郎さん(76)の二人を訪ね“ばんざい岩”の記憶をたどる。

出演者:【ナレーター】 山上真実(KTSアナウンサー)

制作局:鹿児島テレビ放送(KTS)

次回放送内容

OA:2026.10.11(日)

100 年前の1926年、現在の熊本県山鹿市鹿本町で、15歳の芹川文彰( せりかわ・ぶんしょう) さんが無声映画『実録 忠臣蔵』(1926 年公開) を鑑賞。その記憶を頼りに3 年をかけて、映画を丸ごと絵で再現したペン画集を作った。迫力あふれるタッチ、フキダシの中のセリフ、スピード感の描写などはまるでマンガのようだ。約500 コマ、160 ページにも及ぶ。しかし、それは家族以外の誰の目にふれることもなく、実家に眠っていた。芹川さんは東京の美術学校に進学し、病気のために中退。熊本に帰り、人付き合いはほとんどせず、実家で絵を描いて暮らした。最後の4年間は入院し、そこで描いた絵を病院のスタッフに全て譲り、73歳で亡くなった。2020年、伯父・文彰の遺品であるペン画集を芹川英治( えいじ) さんに見せてもらった元新聞記者の松尾 正一( まつお・しょういち) さんは驚き、京都の『おもちゃ映画ミュージアム』に見てもらった。偶然にもそこには、元の映画の66分短縮版フィルムが寄贈されていた。文彰さんのペン画集はそれを補完する映画史の資料として、また、マンガ史を語る上で貴重な資料とされている。ペン画集は「キネマ画」と名付けられ、2021年と2024年にそれぞれ京都で活動写真弁士・坂本頼光さんとピアニストの天宮遥さんによって上演され、絶賛された。そして、熊本市でも2025年12月14日、赤穂浪士討ち入りの日に活弁上演会を開催。300 席の会場は満席となり、90分に及ぶ大迫力の活弁と情感あふれるピアノ演奏で大成功を収めた。番組では芹川文彰さんが描いたキネマ画『忠臣蔵』の魅力を伝え、それをよみがえらせるために奔走する人々の思いを見つめる。

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