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これまでの放送内容

2013年2月17日(日)

隠された黒い雨

長崎市北東部の間の瀬地区には、原爆直後に発生した黒い雨を浴びて髪が抜けたと語る人々がいる。しかしその声は今も国には届いていない。隠された真実に迫る。

長崎市の北東部にある間の瀬地区。ここには、原爆直後に発生した黒い雨を浴び、髪が抜けたと語る人々がいる。彼らは被爆者ではなく「被爆体験者」と定められた。被爆者はがんなど、あらゆる病気の医療費を国から支給される。しかし、間の瀬の人々にそれはない。国は間の瀬の黒い雨を認めていない。そんな間の瀬の人々の声に耳を傾ける一人の町医者がいる。本田孝也さんは、間の瀬の隣町で個人病院を開いている。間の瀬から来る患者数人が、本田医師に黒い雨体験を語った。やがて本田医師は、間の瀬での黒い雨の調査を始めた。2011年3月、14人から聞き取り調査を行い、黒い雨による脱毛が多発していたことがわかった。以来、独自に黒い雨について調べていった。やがて、ある事実を突き止めた。日米共同研究機関、放射線影響研究所が黒い雨の約1万3000人分のデータを保有していることがわかった。これを受けて2011年11月、放影研はこの事実を公表した。取り残されてきた間の瀬の人々が語る黒い雨の記憶。その真実はどこへ向かうのか・・・。

出演者:【ナレーター】 円田智子(KTNアナウンサー)

制作局テレビ長崎(KTN)

2013年2月10日(日)

サンチャゴの鐘の謎~四百年の時を超えて~

情緒あふれる歴史と文化が息づく竹田市にある「サンチャゴの鐘」と呼ばれる銅鐘。江戸時代に持ち込まれたとされる、この鐘の謎に迫る。

大分市の西南に滝廉太郎の『荒城の月』で有名な竹田市が有ります。竹田市は岡藩七万石の城下町として栄えました。中川氏の居城である岡城や武家屋敷、十一月に行われる『竹楽』など、情緒あふれる歴史と文化が今も息づいています。
その竹田市に『サンチャゴの鐘』と呼ばれている銅鐘があります。『サンチャゴの鐘』は江戸時代に岡藩に持ち込まれたとされる銅製の鐘で、岡藩の藩祖中川清秀が祀られる中川神社の所蔵です。表面に十字章と「HOSPITAL SANTIAGO 1612」とあることから、『サンチャゴの鐘』と呼ばれています。
 『サンチャゴの鐘』は多くの謎に満ちています。どこで製造され、どのような目的に使われていたのか?なぜ江戸時代に岡藩に持ち込まれたのか?その音色は?『サンチャゴの鐘』の謎に迫ります。

制作局テレビ大分(TOS)

2013年2月3日(日)

J1尹サガンの一年~最高より最善を尽くす~

去年チーム結成15年目にして、J1に昇格した遅咲きのサガン鳥栖。昨シーズンは降格ナンバーワンとの大方の専門家の予想を覆し、残留はともかく堂々の5位に輝いた。

去年チーム結成15年目にして、J1に昇格した遅咲きのサガン鳥栖。昨シーズンは降格ナンバーワンとの大方の専門家の予想を覆し、残留はともかく堂々の5位に輝いた。これはJ1昇格1年生チームがこれまでに残した成績を塗り替える、「Jリーグの奇跡」とも呼ばれた。他チームに比べ脆弱な経営基盤、しかもタレント選手がいないなかで、J1上位を狙える位置に居続けた強さの秘密とは何だったのか。番組はその秘密を探ることから始まる。そんな尹サガンも順風満帆な一年ではなかった。ハードワークの疲れから秋には連敗が続き、降格の危機にさらされた。J1一年生チームがその危機から這いあがるために、チームは一か月間苦しみ抜いた。そして成しえたシーズン終盤の驚異の4連勝と5位という好成績。尹監督と選手は如何にして信頼関係を取り戻していったのか。サガン鳥栖の代名詞「ハードワーク」成立の秘密は。地域は、企業は、行政は、そしてサポーターはどのようにサガン鳥栖を支えてきたのか。その1年を追うドキュメンタリー。そして、尹サガンの今年の戦略と目標についても伝える。

出演者:サガン鳥栖監督・尹晶煥 (株)サガンドリームス代表取締役社長・竹原稔 サガン鳥栖キャプテン・藤田直之 サガン鳥栖福キャプテン・豊田陽平 日本サッカー協会最高顧問・川淵三郎 (有)アフィス・アップワード・サカクラゲン 九州セキスイハイム工業・村山通枝 島上香織 田中幸 通訳・金正訓 【ナレーション】 森洸

制作局サガテレビ(STS)

2013年1月27日(日)

島のおいしい風景をつくるために

鹿児島県本土から西へおよそ40キロの東シナ海にうかぶ甑島列島で、“おいしい風景甑島”をつくるために奮闘する山下賢太さん(27)を紹介する。

鹿児島県本土から西へおよそ40キロの東シナ海にうかぶ、甑島列島。3つの島のうち玄関口の上甑島・里町で、3年前に農業を始めた山下賢太さん(27)。「ケンタ」の愛称で呼ばれる山下さんは、耕作放棄地となる田んぼを借り受け、米を作る。農業をはじめた目的は、過疎化する島の昔ながらの風景を取り戻すため。20代の専業農家としては島で唯一の山下さんは、島を離れる後輩達の受け皿になれるようにと、会社を興した。また米作りだけでなく、甑島の人が作る、地元の食材を使ったお菓子や薩摩揚げ、塩などのおいしい特産品をデパートやオンラインショップなどで販売する、ユニークな販売形態で、豊かなふるさと作りに努力している。さらに、ゴッタンと呼ばれる昔ながらの箱三味線を復活させる活動に参加するなど、“おいしい風景甑島”をつくるために奮闘する山下さんを紹介する。

出演者:山下賢太さん(27) 【ナレーター】 庄村奈津美

制作局鹿児島テレビ放送(KTS)

2013年1月20日(日)

おきなわ 沈黙のうた

沖縄戦がもたらした数々の“沈黙”に耳を傾ける。様々な沈黙を見つめる、沖縄戦・オムニバス企画。

沖縄戦がもたらした数々の“沈黙”に耳を傾ける。
ある女性は、戦後7年が経った頃、言葉を全く発しなくなった。戦場に母を置き去りにしてしまったことが影響しているのでは、と姉は話す。それから60年、今も彼女の沈黙は続いている。沖縄戦の語り部として生きたある女性は、自らの体験を言葉にするまでに40年という長い沈黙の時間が必要だった。戦後67年の今、“老い”と向き合う中で、語り部の継続に難しさも感じている。沖縄民謡のトップスターである登川誠仁さんにも、ひと前で歌えない戦争のうたがある。様々な沈黙を見つめる、沖縄戦・オムニバス企画。

制作局沖縄テレビ放送(OTV)

次回放送内容

OA:2025.06.22(日)

福岡市の中心部、天神に位置する済生会福岡総合病院の救命救急センター。ここに久城正紀という医師がいる。救急車で運ばれてきた様々な患者の処置を行う救急医だ。研修医時代、救急医療の魅力を知った久城医師は済生会福岡総合病院で研鑽を重ね、その後、ドラマ「コード・ブルー」のモデルにもなった千葉県の病院でフライトドクターを務めた。ドクターヘリの搭乗回数は500件を超える。他にも、福岡県での豪雨災害や能登半島地震など、多くの災害医療にも携わってきた救急医療のスペシャリストだ。そんな久城医師が福岡に帰ってきたのは3年前。これまでの経験を地元福岡に還元したいと話す。40歳を迎える今年、彼が目指す救急医療のあり方とは。

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