プロ野球中断の1カ月を選手はどう過ごしたのか ソフトバンク東浜「みんな初めての経験」

2021年08月13日

 ソフトバンクの東浜巨投手が14日の日本ハム戦(ペイペイドーム)で後半戦自身初の先発マウンドに上がる。

 東京五輪開催に伴う約1カ月の中断期間を経てのマウンド。東浜は前半戦チーム最後の試合だった7月14日に先発して以来の登板となる。中断期間にエキシビジョンマッチ、2軍戦の計2試合に登板した右腕は「この1カ月で土台をつくり直せた。そのパフォーマンスを出すだけ」と意気込んだ。

 プロ野球で五輪期間中のペナントレースの大規模な中断は初めて。心身の調整面での難しさもある中で、この期間を選手たちはどう過ごしたのか。東浜は前向きに明かした。

 「(調整は)根本的なところです。ランニング、トレーニング、投げるところなど、時間を割いて、計画を立ててできた。僕だけじゃなくてみんなが初めての経験。やってきたものを(後半戦で)出すだけです」

 右肩不調などで出遅れた今季の東浜は5月26日に初登板。前半戦は7試合で2勝2敗、防御率3.76の成績だった。「投げながら、すべてに対して物足りないと思っていた」という右腕は、直球の感覚が向上していることなど中断期間の調整に手応えを明かしながら「前半戦はなかなかチームに貢献できなかったので、貢献できるように」と意気込んだ。

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