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阪神日本一メンバーが振り返る”あの日” 大震災から27年、池田親興氏「前の人がキャンセルして...」

  1985年に日本一を達成した阪神OBらが出演する阪神・淡路大震災の復興イベント「ONE HEART~繋げよう未来へ~」が発生から27年となる今月17日に神戸市長田区で行われる。今年が18回目の開催でテーマは「未来へバトンをつなぐ」。掛布雅之氏(66)、中西清起氏(59)、仲田幸司氏(57)のほか、現在は福岡を拠点に活動する野球解説者の池田親興氏(62)も初めて登場する。

 地震発生当時、池田氏は35歳だった。1994年オフにダイエーを戦力外となり現役続行か引退かを模索する中、野村克也監督(当時、故人)に声を掛けられヤクルト入りが決定。「ノムさんに拾ってもらった」との思いを胸に、95年1月17日に東京都内で入団会見に臨むことが決まった。その前日の16日は、90年まで在籍していた阪神時代の先輩でもある掛布氏らへの報告も兼ねて神戸市内でゴルフを楽しんだという。

 「翌朝に東京へ行っても(会見には)間に合ったけど会見前にバタバタするのも嫌なので16日夜に移動しておこう、と。(伊丹発の)飛行機が空いていなくてキャンセル待ちをしたら9人待ち。ぎりぎりまで空かず厳しいかなと思ったら、5分前になって前の(8番目の)人がキャンセルして自分が乗れることになった」

 予定通りに東京都内のホテルで宿泊した池田氏は17日の早朝、知人の電話でたたき起こされたという。

 「おい、テレビをつけろ」

 頭がぼんやりしたままテレビのスイッチを入れると、そこにはどこかの街で大規模な火災が発生している様子が映し出されていた。

 「最初はわけが分からなかった。どこで何が起こってるんだ、と。やがて状況がはっきりしてきて、神戸で大きな地震があったんだと分かった。倒れた高速、三宮駅の変わり果てた光景...。自分が昨日までいたところがとんでもないことになっている。頭が真っ白になった」

 すぐに掛布氏はじめ関西在住の知人に電話をかけたが、全くつながらない。インターネットのない時代だけに情報収集はテレビやラジオに頼るしかない。どの局もパニックになっている様子がうかがえる。入団会見は中止になった。池田氏は自らの”偶然”をなかなか受け止められなかった。

 「飛行機に乗らなかった8番の人はどうなったのか。阪神時代に住んでいた街がとんでもないことになっている。自分は何をすればいいのか、すぐには、その場では、答えを見つけられなかった」

 あれから27年。いまなお癒えない傷を抱えている人は多いが、街は確実に復興への道を歩んでいる。あの日、池田氏がテレビ画面越しに見た衝撃的な神戸の光景はみちがえるようになった。その力強さを受け止め、イベントに出演する意味を考えた。

 「忘れてはいけないことがある、ということだと思う。27年がたち、当時を知らない人も増えた。2011年には東日本大震災もあったし、自分が住んでいる九州でも大きな地震、水害があった。今は日本のどこに住んでいても安心できない時代。だからこそ、伝えていくべきことがある。それが”未来へつなぐ”ということじゃないかな」

 イベントには現時点で阪神が唯一の日本一を達成した1985年当時のメンバー、タレント松村邦洋、アイドルグループらが出演し、トークショーやライブ、炊き出しなどを行う予定。「心の笑顔」を取り戻してもらい、真の復興へ。そんな思いを全国に発信する。

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