バレンティン日本球界復帰を断念し引退 ソフトバンク退団から3カ月「スワローズに感謝」

2022年01月23日

  昨年10月中旬にソフトバンクを退団したウラディミール・バレンティン外野手(37)が23日、自身のツイッターを更新し、日本球界(NPB)から引退することを発表した。「日本のファンの皆さんへ 日本球界から引退することをお知らせします」とつづった。

 オランダ出身のバレンティンは米メジャーでプレーした後、2011年にヤクルト入団。9年間で288本塁打、日本プロ野球シーズン最多の60本を記録した13年を含め本塁打王に3度輝いた。1シーズンを除きすべて30本塁打以上を放ったが、ソフトバンクへ移籍した後は20、21年の2シーズンで計13本塁打。昨年6月以降は2軍暮らしが続き、10月に退団した。その後も日本球界でのプレーを模索していたが、復帰を断念した。

 NPB通算1104試合、打率2割6分6厘、301本塁打、794打点。ツイッターには「日本でプレーする機会を与えてくれ、NPBで最も偉大なホームランバッターの1人としてのキャリアを送ることができたスワローズに感謝したい」とつづった。

 日本でユニホームを着て最後に放ったホームランはソフトバンク時代の昨年9月30日のウエスタン・リーグ最終戦、中日との試合で最終打席で左翼へ打ち込んだ一発だった。

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