「ちょっと驚いた」ソフトバンク小久保2軍監督に”早期デビュー”を予感させた大物新人の体

2022年01月22日

 ソフトバンクの小久保裕紀2軍監督(50)がドラフト1位ルーキー、風間球打(きゅうた)投手(18=秋田・ノースアジア大明桜高)の早期デビューに期待を寄せた。福岡・筑後のファーム施設で合同自主トレ中の様子を視察。体づくりを優先する方針を強調した上で、かつての大物ルーキーの名前も挙げながら1年目にしてファームから羽ばたく可能性に言及した。

 支配下、育成を合わせて19人が顔をそろえたルーキーの中で、小久保2軍監督の目に強烈な輝きとともに飛び込んできた選手がいた。10日から始まった新人合同自主トレを既に複数回視察。その印象を問われ、大学生、社会人の即戦力選手とともに名前を挙げたのが風間だった。

 「ドラ1の風間球打はテレビで見ているより実際会った時の体の出来具合というか、大きさにちょっと驚いた。どんな球を投げるのか、正直見てみたいと思いましたね」

 昨秋のドラフト前から注目を集めていた最速157キロ右腕。素質の高さはもちろん、何よりもその肉体が小久保2軍監督の心をわしづかみにした。身長183センチ、体重は現在自己最高の88キロ。シーズンに入れば落ちることも見越して、90キロを目指して増量に取り組んでいるという。藤本監督は既に、2月のキャンプでは体づくりを優先するため宮崎ではなく筑後のC組(3軍)でスタートさせる方針を明かしている。小久保2軍監督もその育成方針を前提とした上で、今季中には自らが預かることになる2軍への昇格、さらには1軍デビューもあると想像した。

 「これからの話になるけど、今年、2軍のファームでどのくらい投げられるのか。体づくりもあるでしょうけど、松坂大輔や田中マー君(将大)みたいな(高卒1年目から1軍で投げた)例があるわけですから、投げられるなら投げた方がいいと思う」

 過去の高卒投手で1年目から活躍した例としては1999年に西武入りした松坂(16勝)、2007年に楽天入りした田中(11勝)などがいる。2人のように開幕からローテ入りしたわけでないがソフトバンクの武田翔太は12年に3軍からスタートしてまもなく2軍へステップアップ、7月に1軍デビューして8勝を挙げた。小久保2軍監督はこうした前例も踏まえ「そのあたりはコンディショニングやピッチングコーチとも連携をとりながらになるでしょうけど、早く見てみたいと思った」と飛躍への期待を口にした。

 キャンプではドラフト2位の正木智也外野手(22=慶大)、4位の野村勇内野手(25=NTT西日本)のA組スタートが内定。小久保2軍監督は「藤本監督が即戦力で期待していると思う。彼らはけがすることなくこの自主トレを乗り切ってキャンプインできるように、それが今の時点で一番やるべきこと。しっかり声も出て動けているし、今のところは順調にきている」と目を細めた。

 (TNC「福岡NEWSファイルCUBE」22日オンエアより)

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