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　ソフトバンクは28日、松田宣浩内野手（39）と来季の契約を結ばないことを発表した。松田は他球団での現役続行を希望して退団する。

　17年目の今季は若手との競争に勝ち15年連続でサードの開幕スタメンに名を連ねたが、世代交代を掲げるチームの中で徐々に出場機会が減少。自己最少の出場43試合で初のシーズン本塁打０、打率2割4厘にとどまり、優勝争いが激化する中で今月8日に出場選手登録を抹消されていた。

　岐阜・中京高、亜大から大学生・社会人ドラフトの希望枠で2006年入団。14年から20年にかけて815試合連続出場を果たし、三塁手として歴代最多8度のゴールデングラブ賞を獲得した。15年の球団スローガン「熱男」は自身の代名詞として他球団の選手やファンにも認知されるほど浸透。在籍中に6度のリーグ優勝、7度の日本一を経験し常勝軍団を主力として支えた。日本代表でも13、17年のワールド・ベースボール・クラシック（WBC)に出場するなど活躍した。

　今季までのプロ通算成績は1910試合で6903打数1831安打、打率2割6分5厘、301本塁打、991打点、135盗塁。名球会入りの条件である通算2000安打まであと169本に迫っている。