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これまでの放送内容 -2022年-

2022年5月16日(月)

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男には負けん~中村友海、セリ人1年生~

九州最大級の鮮魚市場で働く福岡県初の女性セリ人。厳しい「男社会」に飛び込み、日々葛藤しながらセリ人の道を突き進む22歳(取材当時)の奮闘記。

 「父や兄が釣った魚を、自分の手で売りたい」。漁師の家に生まれ、福岡県初の女性セリ人となった中村友海さん(取材当時22歳)は男社会の鮮魚市場で逞しく働いています。彼女が働いているのは九州最大級、福岡市の長浜鮮魚市場。セリ人とは、荷主(漁師など)から商品を預かり、仲買人に売る仕事。1円でも高く売ってほしい荷主と、1円でも安く買いたい仲買人の間に立つ存在です。夜9時から早朝3時のセリを経て日が明けるまで働き詰め。文字通り昼夜逆転の激務の中、日々葛藤しながらセリ人としての道を突き進んでいる中村さん。厳しい「男社会」に身を投じた彼女の思いとは?
 セリ人1年生の奮闘記です。

制作局テレビ西日本(TNC)

2022年5月9日(月)

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ジェンダーレスですけど何か?

男性なのか女性なのかもわからない不思議な存在感をまとう役者、日野樹。トランスジェンダーをカミングアウトし天真爛漫に生きる。そんな「イツキ」という存在を追った。

2020年12月。大分市で行われた舞台。そこで一際異彩を放っていた役者がいた。妖艶かつ華やか、男性なのか女性なのかもわからない不思議な存在感。演じていたのは日野樹(イツキ)さん。幼い頃から舞台とダンスが大好きで大分のミュージカルの舞台に立ち続けてきた。モチベーションはメイク。そして何よりも美しいものが好き。メンズのファッションもレディースのファッションもその日の気分で楽しむ。自らトランスジェンダーだとカミングアウトし、天真爛漫に生きるその姿に魅了される人は多い。イツキさん曰く「これが私の普通」。ありのままの自分を楽しみながら生きている「イツキ」という存在をのぞいてみた。

男性なのか女性なのかもわからない不思議な存在感をまとう役者、日野樹。自らトランスジェンダーだとカミングアウトし、天真爛漫に生きる「イツキ」という存在を追った。

出演者:日野樹

制作局テレビ大分(TOS)

2022年5月2日(月)

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八女杉 50年をきる

福岡県随一の杉の山林面積を誇る八女市。衰退しつつある八女林業の再生を目指し、山と山に携わる人々とを繋ぐ「循環システム」が動き出しました。

福岡県八女市には世界的にも有名な「八女茶」だけではなく、「八女杉」という特産品があります。山林面積は県内一を誇り、八女林業は戦後高度成長期に、鉄道の枕木や電柱など、日本の近代化を支えてきました。今や下火といわれる八女林業ですが、八女流(やめりゅう)という会社が、山と街を繋ごうとする動きを加速させています。林業の誇り、職人の高い技術、そして、地域の流通が個々で生き残る八女。八女流は、それらをひと繋ぎにしようとします。果たして、八女流は山と人を繋ぐ「循環システム」を構築できるのでしょうか。
静かだったこの50年…今、山の人たちが大きく動きます。

制作局テレビ西日本(TNC)

2022年4月25日(月)

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まもって つないで~茅葺き屋根と器のものがたり~

「古い茅」を使って「新しい器」を焼く。日本の原風景を残すため、茅葺きの技術を後世に伝えるため、そこからさらに新しいものを生み出していく人たちの姿を描きます。

 古くから「焼き物の里」として知られる福岡県東峰村。400年以上の歴史をもつ窯元「高取焼宗家」は筑前黒田藩の御用窯を務め、一子相伝でその技を今に伝えています。宗家の「顔」ともいえる高取家の母屋は、日本の原風景のような茅葺き屋根。しかし、九州北部豪雨や毎年の大雨の影響もあり、劣化の一途をたどる一方です。去年の夏、「必ず再生し、美しい風景を取り戻す」という気持ちでクラウドファンディングに挑戦し、集まった資金で一番傷みが激しい一面を葺き替えることにしました。クラウドファンディングのリターン品は、高取焼宗家の器。屋根を葺き替えた後の古茅で釉薬を作り、「新しい器」に再生する計画です。日本古来の「なにもムダにしない」考えでの「ものづくり」は、現代の「SDGs」の考えにつながっています。代々、高取焼宗家で受け継がれてきた「秘伝書」にヒントを得て、焼きあがった器の色とは?
日本の原風景を残すため、また茅葺の技術を後世に伝えるため、そこからさらに新しいものを生み出していく人たちの姿を描きます。

出演者:ナレーション  津野瀬果絵(テレビ西日本アナウンサー)

制作局テレビ西日本(TNC)

2022年4月18日(月)

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人間というエンジンと共に~至高の自転車フレーム原田徹朗~

福岡市の自転車フレームビルダー原田徹朗さん。鉄にこだわり鉄を熟知する彼のフレームは多くの自転車愛好家を魅了して止まない。「人がエンジン」と語る彼の思いに迫る。

 福岡県福岡市に40年以上、真摯に自転車のフレーム作りと向き合う職人がいます。職人の名は原田徹朗さん、世界中の自転車愛好家を唸らせるフレームビルダーです。原田さんが製作において中心に置くのは「人」がエンジンであるということ。安全性を第一に、乗り手が持つ力を最大限に発揮することができる性能と美しさを併せ持ちます。
 「人」と向き合い、終わりなきゴールを目指す職人の横顔に迫ります。

制作局テレビ西日本(TNC)

次回放送内容

OA:2024.05.19(日)

鬼の面をつけ、勇壮に舞う面浮立。佐賀県を代表する民俗芸能のひとつで、その歴史は300年以上とされています。鬼の面を代々作る杉彫5代目小森恵司さん。いろいろな鬼のカタチがある中、人々を守ってくれる「面浮立の鬼」を作るために、代々、技術が伝わってきたといいます。 今、面浮立の面を作る職人は佐賀県で3人のみ。小森さん以外は70歳を超えています。鹿島市の26地区で行われてきた面浮立も、今では半数の13地区に減っているのが現状です。 薄れつつある伝統に大きな影響を与えたのがコロナ。空白の3年間は、ぎりぎり繋ぎとめてきた伝統の継承をさらに困難にする期間でした。このままでは地区の伝統が消えてしまう。行成地区の人々は、新たな面を作り、4年ぶりに面浮立を奉納することを決めました。 面づくりに懸命に励む小森さんと面浮立の練習を再開する行成地域の人々の姿を追いました。

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