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これまでの放送内容

2023年12月5日(火)

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全力少年

51年ぶりに地元・鹿児島で開催の国体で、陸上800mの高校生日本一をめざし挑戦した、鹿児島城西高校駅伝部の立迫大徳くん(3年・18)。全力の先につながる未来はー

鹿児島城西高校駅伝部は28人が所属する強豪校だ。そこに全国から注目を集める高校生がいた。立迫大徳くん(3年・18)。陸上の格闘技と言われる800mが専門で、今年6月のU20アジア選手権で優勝を果たした世代ナンバーワンのトップランナーだ。しかし、成し遂げていないことがあった。“高校生の全国大会での優勝”。8月、満を持して臨んだ北海道でのインターハイで待っていたのは敗北だった。全力で戦った立迫くんにとって涙の夏になった。
高校生日本一になるチャンスはあと1回残されていた。今年は51年ぶりに地元・鹿児島での開催となった国体だ。故郷での特別な大会に向けて、立迫くんはまた練習に励んだ。チームメート、監督、両親に支えられながら、走り続けた。迎えた2023年10月17日。勝てば高校生日本一の大一番に立ちはだかったのは、インターハイで負けたライバルだった。全力の先につながる未来はー

出演者:ナレーター:野村麻純

制作局鹿児島テレビ放送(KTS)

2023年11月28日(火)

あなたの笑顔つくります~アイデア社長の応援歌~

自分の利益は度外視!困っている人のため知恵を出し、汗を流す会社社長に密着し、その人柄と類まれなる開発センス、新たな取り組み、そのような考えに至った経緯に迫る。

熊本県八代市にある「有限会社ひらやま」。ここは一言では説明ができないほど様々な業務を行う『知る人ぞ知る』会社だ。社長の平山正さん(62)は食品工場の従業員を経て30年前に機械の部品を衝撃から守るための緩衝材を専門に作る工場を設立。そこから食品工場でのノウハウを活かし『地震に強い自動販売機の土台』や『海外の基準に適応した使い回しができる緩衝材』など世の中になかった新たな技術を生み出してきた。しかし特筆すべきは“それらの技術の特許を取らない”こと。使い方次第では莫大なロイヤリティーを生み出す技術を無料で他人に差し出す。このような平山さんの取り組みは家族に言わせると『無駄な事』であるが、時には妻に呆れられながらも平山さん自身はこのやり方を変える気はないという。そんな平山さんが現在力を入れているのが、地中に作った生簀で行う『サーモンの陸上養殖』。平山さんは新たに陸上養殖を始める人に会うため阿蘇郡南阿蘇村へ向かう。

出演者:平山 正 (有限会社ひらやま代表)

2023年11月21日(火)

19歳の陶工 小鹿田焼を継ぐ

伝統を未来に!大分県にある小さな焼き物の里に誕生した19歳の陶工。伝統の器作りに向き合う挑戦の日々に密着。

大分県日田市。山間にある小さな集落でひっそりと作られてる器「小鹿田焼(おんたやき)」の歴史は300年にのぼる。施された独特のデザインは、食を華やかに演出することから全国でも人気を誇る。2022年4月、この器作りの里に19歳の陶工が誕生した。黒木嘉津才さん。幼い頃からモノづくりが好きで、土と器はいつも隣り合わせだった。高校卒業と同時に進んだのは、父と同じ陶芸の道。だが、その道は甘くはなかった。手に取ってもらえる器作りを目指した若き陶工の挑戦の日々に密着した。

出演者:ナレーター:藤村晃輝(TOSアナウンサー)

2023年11月14日(火)

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“隔離の壁”を越えた白球~菊池恵楓園 野球チーム秘史~

熊本県合志市にある国立療養所菊池恵楓園ではかつて野球が盛んだった。ハンセン病患者たちがいわれなき差別の中で見出した希望と情熱の日々を見つめる。

 菊池恵楓園所者自治会の太田明副会長は今年1月、園内にかつて存在した野球チーム『オール恵楓』のユニホームを復刻した。それは園の憧れの的だった若者たちが着ていたものだった。園内で野球が盛んになったのは1930年で、居住区別の3チームと職員チームによる対抗戦が始まった。国による強制隔離が進み、いわゆる「患者狩り」に拍車がかかった結果、比較的症状の軽い高校生やノンプロ選手が入所したからといわれている。園内選抜チーム『オール恵楓』は1952(昭和27)年9月、トラックで初の県外遠征試合に出発。無断外出は厳しく処分されるおそれがあったが、患者たちは「園外で試合がしたい」と秘かに鹿児島県鹿屋市にある国立療養所星塚敬愛園の自治会と手紙をやり取りして、試合をする段取りをつけていた。トラックの荷台に布団を敷いて揺れに耐え、途中の道で警官に見つかった。運転手が「らい患者を輸送中だ」と偽ったところ、警官は「この道を通ったらいかん。山の中を通って行け」と蔑んだという。一行は約12時間かけて、星塚敬愛園に到着。1週間滞在して4試合を行い、2勝2敗だった。メンバーで一番若く補欠だった田中照幸さんは当時を懐かしく振り返った。一方、入所者自治会の太田明副会長は『オール恵楓』鹿児島発遠征の1952年、小学2年生のときに入所し、大いに野球を楽しんだ。そして、岡山県の国立療養所長島愛生園にかつて存在した『邑久高校 新良田教室』に進学し、野球部に所属。1960(昭和35)年夏、野球部は「俺達には修学旅行がないから、高校時代の思い出をつくろう」と園に「里帰りする」と偽って外出し、東日本5カ所の療養所を列車で巡る遠征試合を敢行した。園からの帰還命令を無視した大冒険に、太田さんは「あんな痛快で、開放感を味わったことはない」と振り返る。太田さんは恵楓園で野球が盛んだったことをを知ってもらおうと、恵楓園の一部施設跡地に2021年に開校した合志市立合志楓の森中学校野球部の部員と『オール恵楓』復刻ユニホームを着て、キャッチボールを楽しんだ。番組では、ハンセン病患者たちがいわれなき差別の中で見出した希望と情熱の日々を見つめる。

制作局テレビ熊本(TKU)

2023年11月7日(火)

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鬼のカタチ~伝統を繋ぐ木彫刻師~

佐賀県を代表する民俗芸能面浮立。舞いを奉納するときに使う鬼の面を作る杉彫5代目小森恵司さん。伝統が薄れつつある中、後世に繋ぐために奮闘する木彫刻師の姿を追う。

鬼の面をつけ、勇壮に舞う面浮立。佐賀県を代表する民俗芸能のひとつで、その歴史は300年以上とされています。鬼の面を代々作る杉彫5代目小森恵司さん。いろいろな鬼のカタチがある中、人々を守ってくれる「面浮立の鬼」を作るために、代々、技術が伝わってきたといいます。
今、面浮立の面を作る職人は佐賀県で3人のみ。小森さん以外は70歳を超えています。鹿島市の26地区で行われてきた面浮立も、今では半数の13地区に減っているのが現状です。
薄れつつある伝統に大きな影響を与えたのがコロナ。空白の3年間は、ぎりぎり繋ぎとめてきた伝統の継承をさらに困難にする期間でした。このままでは地区の伝統が消えてしまう。行成地区の人々は、新たな面を作り、4年ぶりに面浮立を奉納することを決めました。
面づくりに懸命に励む小森さんと面浮立の練習を再開する行成地域の人々の姿を追いました。

制作局サガテレビ(STS)

次回放送内容

OA:2024.07.28(日)

沖縄の伝統文化・那覇ハーリー。那覇市内の地域、那覇・久米・泊がレースを繰り広げる本バーリーが最大の見どころです。そんな那覇ハーリーを泊チームで親子5代に渡って継承し続けているのが仲本家。その4代目仲本興平さんは泊チームの指導者であり、那覇ハーリー運営の中心人物です。興平さんのハーリーにかける想い、伝統文化継承の難しさ、そして、仲本家にとってのハーリーとは何なのか・・。ハーリーに情熱を捧げる男の姿を追いかけます。

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