逆転Vへソフトバンク踏みとどまる 必勝モードの工藤監督「ここで3つ負けるわけにはいかなかった」

2021年08月22日

 ◇ソフトバンク4-2ロッテ(22日・ペイペイドーム)

 ソフトバンクが逆転勝ちし、負ければ優勝争いから大きく後退しかねない局面で踏みとどまった。

 中6日でプロ2度目の先発マウンドに上がったスチュワートが4回1失点。3回に先制されながらも最少失点で踏ん張った右腕にはプロ初勝利の期待も懸かっていたが、工藤監督は「ピッチャーはつないでと考えていた」と前の2打席で出塁を許していた荻野から打順が始まる5回から継投に入った。

 2番手の高橋礼は不振で2軍落ちした4月以来の登板。4カ月ぶりのマウンドで制球に苦しみ1回持たずに1失点で降板したが、その後は救援陣がつないで打線の援護を待った。お互いに好機を生かしきれないまま迎えた2-2の8回、代打松田が決勝の2点二塁打。スタメンを外れる試合が増えても常にベンチで声を出しながら盛り上げてきた”熱男”が値千金の一振りで試合を決めた。

 ロッテバッテリーのスキを見逃さず甘く入った初球を仕留めた松田について、工藤監督は「ああいうバッティングをどんどんやってほしい。盛り上がりが違いますよ。お祭り男でやってるので、盛り上げてもらえたら」と絶賛。優勝争いの本番を迎える今後へ向けて、ベテランの復調を期待した。

 投打でベンチの起用がはまり、連敗は2でストップ。工藤監督は「ここで三つ負けるわけにはいかなかった。そういう緊張感はあったかなと思う」と必勝態勢だったことを示唆した。首位オリックスとのゲーム差を4・5に戻し、次週はすべて敵地で西武3連戦に続きオリックスとの3連戦を迎える。「一戦一戦、戦っていくしかない、みんなで力を合わせて今日のようなゲームができるように」との言葉にいつも以上の重みが詰まっていた。

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