ソフトバンク退団のバレンティン「本当に1年間きつかった」 在籍2年で13発、最後は2軍のまま

2021年09月30日

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 ソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手(37)が30日、ファームの本拠地タマスタ筑後で行われた今季ウエスタン・リーグ最終戦の中日戦に出場し、最終打席で本塁打を放った。

 3-3の8回、マルクの直球を左翼防球ネットへ。2年契約の最終年で試合後に今季限りで退団することを明かし、今後も1軍昇格の予定はないことからソフトバンクでの最終打席が2軍戦での本塁打となった。

 ヤクルト時代の9年間で288本塁打、1シーズンを除きすべて30本塁打以上を放っていたバレンティンは、ソフトバンク移籍後の2年で計13本塁打。今季は5月18日に昇格したが22試合で打率1割台、4本塁打と低迷し、6月25日に降格して以降は2軍暮らしが続いていた。

 試合後、ソフトバンクでの2年間について問われた大砲は「皆さんもご存知の通り。(自身の状態は)良くなったが機会をもらえなかった。終わったことなので次に向けてしっかりと準備をしてやっていきたい」と話した。日本での現役続行を希望しており、今後は米国に戻りトレーニングするとという。

 バレンティンはベンチ前でナインに挨拶した。主な内容は以下の通り。

 「まず最初に、本当に感謝しています。監督、コーチ、チームメート、トレーナー、支えてくれた方々、全ての人に感謝しています。本当に1年間きつかったんですが、グラウンドに来ればみんなからパワーをもらってやらないといけないという気持ちや前に行ける力をもらえたので、本当に感謝しています。ここにいる選手たちはとても若いと思うけど、自分が皆さんに教えることもあれば皆さんから自分が教わることもたくさんありました。本当にみなさん、2年間ありがとうございました」

 (取材=江坂透)

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