ソフトバンクを退団した川島慶三内野手（38）が楽天に入団することが９日までに明らかになった。支配下での獲得で、来年10月で39歳になる川島にとっては日本ハム、ヤクルト、ソフトバンクに続いて４球団目となる。

　2014年途中にヤクルトから移籍した川島は、同年を含めソフトバンクで４度のリーグ優勝と６度の日本一を経験。先発、代打など与えられた場面で着実に結果を出し、特に左腕相手に高打率を残すなど“左キラー”として存在感を発揮した。プレー以外でも同学年の松田とともにベンチで声を張り上げるなど常勝チームの盛り上げ役として後輩からも慕われた。

　また、同じくソフトバンクを退団した釜元豪外野手（28）について楽天は9日、育成選手としての入団に基本合意したと発表した。川島、釜元ともに10月にソフトバンクから戦力外通告を受けており、今月8日の12球団合同トライアウトには参加しなかった。