ソフトバンク王会長が投手陣の”物足りなさ”を示唆「去年とガラッと変わったというほどの人はいない」

2022年02月13日

 ソフトバンクの王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(81)が13日、宮崎キャンプ前半の視察を終えた。

 今季から球団会長職に加え「特別チームアドバイザー」を兼務。事実上の”現場復帰”を果たし、キャンプ初日からグラウンドで精力的に選手たちにアドバイスを送っている。前半の3クールを振り返り、ここまで目についた選手を問われると「みんな頑張ってるんですけど、一番目立っているのは井上ですかね」とドラフト1位で入団して2年目の19歳、井上朋也の名前を挙げた。

 初めてA組でスタートした井上は11、12日の紅白戦にいずれも「5番三塁」で出場。2試合で計6打数3安打6打点1本塁打とアピールに成功した。昨秋のキャンプで王会長が主に右手の使い方を指摘し、オフも取り組んできた成果を披露。王会長は「結果も出してるし、体が頑丈なせいか、練習量も多い。順調に成長ぶりを見せてくれている。去年よりは1軍での期待ができるだろう」とデビューを予感させる言葉も口にした。

 井上、渡辺陸、ルーキー野村勇ら新しい力の存在感が際立った野手陣とは対照的に、投手陣については物足りなさも残った様子。外国人の来日や合流が遅れている中、千賀、石川、和田ら主力が主にB組で調整中だけにA組の若手にとってはアピールする絶好機だったが、紅白戦では制球に苦しんだり結果を出せない投手が相次いだ。王会長は「新しい人をまだ見ていない。みんな何年かやってて良かった時と悪かった時と経験してきているし、投手は肩、肘の故障もある。そういったものを乗り越えてね。現時点では『去年とガラッと変わったね』というほどの人はいなかったが、順調に調整はできている」と具体的な名前は挙げなかった。

 新たに加わった肩書を生かし、選手との距離感を縮めるべくこれからも積極的に話しかけていくという王会長。いったん宮崎を離れた後、22日から始まる対外試合も自分の目でチェックする。

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