プロ6年目”本拠地初先発”で154キロ 目覚めた剛腕・田中正義は「アニメの世界」を実現するのか

2022年03月03日

サムネイル
 ◇オープン戦 ソフトバンク-中日(3日・ペイペイドーム)

 ソフトバンクの田中正義投手(27)が開幕ローテ入りへ大きく前進した。オープン戦初登板で先発して3回2安打1失点と好投。キャンプ中の紅白戦、練習試合を含め今春は実戦4試合(いずれも先発)で計10イニングを6安打2失点と安定感が際立っている。

 オープン戦登板は4年ぶりで、先発としてマウンドに上がるのは公式戦を含めてもプロ6年目で初めて。初回先頭の岡林への初球でいきなり151キロを計測すると、3人目の阿部への3球目でこの日最速の154キロをマークした。ここまで10球がすべて直球。球威で押した後は変化球に切り替え、この回は三者凡退に切って取った。

 2回も石川昂、A.マルティネスを空振り三振に仕留めるなど三者凡退。3回に2死から失点したものの、崩れることなく最少失点で予定の3イニングをまとめた。

 2月のキャンプ中から視覚機能向上の補助を目的としてメガネをかけ始めた。「打者の弱点も見えるのでは?」との質問に「だとしたらすごい。アニメの世界ですね」と笑いながら絶妙な返しを見せるなど、メディア対応でもこれまでとは違った表情を垣間見せる。5球団競合のドラフト1位で入団しながらいまだ0勝。くすぶり続けた剛腕が、開幕ローテ入りどころか本当にアニメのような活躍を見せそうな予感を漂わせている。

 (取材=副田瑞樹)

MOVIE
ももスポ最新動画

ももスポチャンネル

NEWS
ニュース

ニュース記事一覧をみる

SPORTS
スポーツ

スポーツ記事一覧をみる

GOURMET
グルメ

グルメ記事一覧をみる

GO OUT
おでかけ

おでかけ記事一覧をみる

LIFE
生活情報

生活情報記事一覧をみる

ENTERTAINMENT
エンタメ

エンタメ記事一覧をみる

FEATURE
特集

特集記事一覧をみる

ECONOMY
地域経済

地域経済記事一覧をみる