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これまでの放送内容 -テレビ長崎(KTN)-

2013年11月10日(日)

186年目の繍~長崎刺繍ただひとりの職人~

江戸時代に栄えた長崎刺繍。今年の長崎くんちで、186年ぶりに復元された作品が披露されました。ひとりの職人を通して、長崎刺繍の今を見つめます。

長崎刺繍の技術を持つ、だたひとりの職人。嘉勢照太さん。長崎刺繍は江戸時代に栄えた長崎の伝統工芸です。絵でもあるような、彫刻でもあるような、それでいて煌びやかで立体的。嘉勢さんは12年間かけて、江戸時代に制作された16種類29匹の魚で構成される作品『魚尽し』の復元をしています。魚尽しは長崎くんちの踊り町・万屋町の傘鉾の垂れで、186年前に作られたものを大切に使っていました。今年の長崎くんちで186年ぶりに披露されました。

出演者:嘉勢照太さん ほか

制作局テレビ長崎(KTN)

2013年10月6日(日)

半泊の祈り~五島・限界集落の夏~

5世帯9人が暮らす五島の小さな集落・半泊( はんとまり) 。そこには、200年続く祈りと暮らしがあった。限界集落、ひと夏の半泊をみつめる。

日本の西の端、五島列島福江島。その北側に、5世帯9人が暮らす小さな集落、半泊(はんとまり)がある。過疎化は進み、子供はいない。半泊は限界集落だ。7年前、廃校になっていたかつての分校に、人が住みはじめた。そして、宿泊施設としても活用するようになった。東京から移住してきた濱口孝さんと妻よしのさんがこの分校に暮らす。半泊の里山の風景が気に入り、田舎暮らしを楽しみはじめた7年前。濱口さんは、半泊の200年を超える祈りの歴史を知った。同時に、過疎化により、200年の祈りの灯が消えそうになっている現実を見た。集落の象徴、半泊教会に向かい、住民たちの祈る姿が日常の光景として見られる。濱口さんは限界集落を考えるようになった。祈りの灯を消さないためには…。その1つの答えを半泊での観光に求めた。自らガイドになり、歴史や自然環境を伝える“学ぶ観光”をはじめた。7年経ち、今は年間約1000人の観光客が来るようになった。濱口さんは観光の先に、あるものを見ている。妻と手を取り合い、その答えを求め続ける日々。番組では、住民の暮らしを描きながら、そこに流れ続ける半泊の祈りを見つめていく。ひと夏の限界集落、半泊を描く。

制作局テレビ長崎(KTN)

2013年8月25日(日)

隠された黒い雨

長崎市北東部の間の瀬地区には、原爆直後に発生した黒い雨を浴びて髪が抜けたと語る人々がいる。しかしその声は今も国には届いていない。隠された真実に迫る。

長崎市の北東部にある間の瀬地区。ここには、原爆直後に発生した黒い雨を浴び、髪が抜けたと語る人々がいる。彼らは被爆者ではなく「被爆体験者」と定められた。被爆者はがんなど、あらゆる病気の医療費を国から支給される。しかし、間の瀬の人々にそれはない。国は間の瀬の黒い雨を認めていない。そんな間の瀬の人々の声に耳を傾ける一人の町医者がいる。本田孝也さんは、間の瀬の隣町で個人病院を開いている。間の瀬から来る患者数人が、本田医師に黒い雨体験を語った。やがて本田医師は、間の瀬での黒い雨の調査を始めた。2011年3月、14人から聞き取り調査を行い、黒い雨による脱毛が多発していたことがわかった。以来、独自に黒い雨について調べていった。やがて、ある事実を突き止めた。日米共同研究機関、放射線影響研究所が黒い雨の約1万3000人分のデータを保有していることがわかった。これを受けて2011年11月、放影研はこの事実を公表した。取り残されてきた間の瀬の人々が語る黒い雨の記憶。その真実はどこへ向かうのか・・・。

出演者:【ナレーター】 円田智子(KTNアナウンサー)

制作局テレビ長崎(KTN)

2013年6月16日(日)

国境の島で生きる~家具職人になった夫婦と最後の鍛冶屋~

国境の島、対馬で、登山に使うピッケルを作る80歳の鍛冶屋の夫婦。地元の木材を使った家具を作る、30歳の家具職人。2組の匠を追いました。

長崎県対馬市。朝鮮半島までおよそ50キロの国境島で、登山に使うピッケルを作る鍛冶屋の夫婦がいます。小島進さんと、妻のキイさん共。23歳で独立して鍛冶屋を続けてきました。世界に一つしかないオリジナルのピッケルは、2人の想いが込められています。一方、地元の木材を使って家具作りに励む若い夫婦。阿比留恭二さん・優子さん。木目が表情豊かな対馬のひのきで、暖かな雰囲気の家具を作っています。国境の島で、自分の技を信じ、生きていく匠の姿を追いました。

出演者:【ナレーター】 長岡千夏(テレビ長崎)

制作局テレビ長崎(KTN)

2013年3月10日(日)

リングで伝える~57歳オヤジボクサーの闘い~

57歳のオヤジボクサー。警察官でありながら現役のアマチュアボクサーを続ける松永悟さん。2年半ぶりにリングにあがる理由、それは家族でした。

ボクシングに打ち込むことでガンを克服したオヤジボクサー、松永悟さん。57歳。現役の警察官であるととも、長崎県佐世保市でボクシングジムの会長をしています。4年前、松永さんは余命半年とも言われる中、第一線を退いたボクシングの選手たちが出場する『ザ・おやじファイト』で、フェザー級のチャンピオンに。その後、二度の防衛に成功後、ボクシングを引退しましたが、2年半ぶりに再びリングにあがる決意をしました。次は家族のためです。

出演者:松永悟さん ほか

制作局テレビ長崎(KTN)

次回放送内容

OA:2024.05.19(日)

鬼の面をつけ、勇壮に舞う面浮立。佐賀県を代表する民俗芸能のひとつで、その歴史は300年以上とされています。鬼の面を代々作る杉彫5代目小森恵司さん。いろいろな鬼のカタチがある中、人々を守ってくれる「面浮立の鬼」を作るために、代々、技術が伝わってきたといいます。 今、面浮立の面を作る職人は佐賀県で3人のみ。小森さん以外は70歳を超えています。鹿島市の26地区で行われてきた面浮立も、今では半数の13地区に減っているのが現状です。 薄れつつある伝統に大きな影響を与えたのがコロナ。空白の3年間は、ぎりぎり繋ぎとめてきた伝統の継承をさらに困難にする期間でした。このままでは地区の伝統が消えてしまう。行成地区の人々は、新たな面を作り、4年ぶりに面浮立を奉納することを決めました。 面づくりに懸命に励む小森さんと面浮立の練習を再開する行成地域の人々の姿を追いました。

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