ソフトバンク4連勝後に4連敗、オリックス戦勝ち越しが消滅 中4日の千賀159キロも実らず完封負け

2021年10月03日

 ◇オリックス3-0ソフトバンク(3日・京セラドーム大阪)

 連覇の可能性が遠のいている4位ソフトバンクが首位オリックスに2試合連続で完封負けを喫し、4連勝の後の4連敗で借金2となった。

 先発は2年ぶりの中4日となったエース千賀。前回117球を投げており打線が早めに援護したいところだったが、オリックス先発の竹安を攻略できず6回まで栗原が放った三塁打のみのわずか1安打でゼロを並べた。

 千賀は最速159キロをマークするなど気合に満ちた投球で粘りながら6回3失点、93球で交代。7回は板東、8回は甲斐野が無失点に抑え反撃を待ったが、打線は7回以降も継投で抑え込まれ3安打で完封された。

 千賀は「先制点が大事になることは分かっていた。(2回に)ホームランを打たれてしまったが、気持ちが切れることなく投げることはできた。2点目がすごく痛かったし、何とか防ぐことができたら良かった。チームのため、もう少し粘りたかった」とコメントした。

 ソフトバンクは今季11度目の完封負けで、オリックス戦だけで5度目。相手が山本以外の先発で完封されたのは初めてだった。京セラドーム大阪でのオリックス戦は1分けを挟み6連敗、2勝9敗1分けで今季全日程が終了。昨年まで7年連続勝ち越し中だったこのカードの今季対戦成績は2試合を残して10勝12敗1分となり、勝ち越しの可能性が消滅した。

 3位楽天が2位ロッテに負けたため、ソフトバンクは楽天と3ゲーム差のままで5日から本拠地での直接対決2連戦に臨む。

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