今季4勝止まりでも年俸9000万円増 ソフトバンクが武田に4年契約を提示した背景

2021年12月22日

 ソフトバンクの武田翔太投手(28)が22日、ペイペイドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、9000万円増となる年俸1億5000万円プラス出来高払いの4年契約を結んだ。

 10年目の今季は2年ぶりに開幕ローテ入りしたが12試合で4勝5敗、防御率2・68。後半戦は登板機会がなく5年連続で規定投球回に届かなかった。それでも年俸増額の上で変動制の4年という大型契約を結んだことについて、球団の三笠ゼネラルマネジャー(GM)は「1年目から活躍しているし、まだ(年齢は)28。この先、主軸の選手として活躍してくれる、4年くらいローテを支える能力があるという評価」として、順当なら来季中に国内フリーエージェント(FA)権を取得することも踏まえて提示したことを明かした。

 高卒1年目の2012年にいきなり8勝、15、16年には2年連続で2桁勝利を挙げるなど次代のエースとして期待されてきた武田も、ここ数年は低迷。1学年下で台頭してきた育成選手出身の千賀と対照的に思うような結果を残せず、一時は中継ぎも経験した。4年契約を結んだ交渉後の会見で「ここ数年の成績を考えても、最大の評価をしていただいた。感謝しかない。福岡が好きだし、少しでもホークスの力になりたい、ホークスにいたいと思った。快くサインさせていただきました」と語った。

 ソフトバンクは千賀が今オフの交渉で年俸6億円の5年契約を新たに結んだが「オプトアウト」条項付きで、順当なら来季中に取得する海外FA権を行使して米メジャーへ移籍する場合は契約破棄が可能な内容になっている。千賀より下の年代で今季先発として白星を挙げたのは武田、3勝の笠谷(先発2勝、救援1勝)、1勝の高橋礼(先発1勝)で、来年オフにエース流出の可能性があるチームにとっては次世代を担う主戦投手の育成も急務となっている。(金額は推定)

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