ソフトバンク大関、左精巣がんの疑いで摘出手術 復帰未定も球団「しっかりサポート」

2022年08月03日

 ソフトバンクは3日、大関友久投手(24)が2日に福岡市内の病院で左睾丸(こうがん)の高位精巣摘除術を受け、無事終了したと発表した。左精巣がんの疑いがあったため。今後1週間程度入院する予定で、競技復帰の時期は未定。

 球団広報の説明によると、大関は日常生活に支障はなかったものの先週末ごろからしこりを確認、痛みがあったため1日に泌尿器科を受診。腫瘍が見つかり、2日に別の福岡市内の病院でも精密検査を受けたところ、悪性腫瘍の可能性があると診断されたという。同日夜に手術を受けた。

 今後は摘出部位の解剖により腫瘍が悪性かどうかが判断されるというが、診察時には「早期の発見」と説明を受けたという。転移は確認されていない。

 大関は7月30日の西武戦で先発し3回途中4失点(6敗目)で降板したが、この時は本人がプレーに影響がないと判断して通常通りマウンドに上がっていたという。その後、しこりが気になったことから、自らトレーナーに報告した。

 大関は育成で入団して2年目だった昨年途中に支配下へ昇格、開幕ローテ入りした今季はここまで18試合に登板(先発15)して6勝6敗、防御率3.01の成績を残している。球宴にも初出場し、後半戦も先発ローテの一角に組み込まれていた。

 今後の治療や復帰への道筋などについては未定ながら、球団広報は「命にかかわることなのでまずはしっかり、と本人も話している。球団としてはメンタル的な部分も含めケアをして、復帰へ向けてしっかりサポートしていきたい」と話した。

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